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将棋・羽生三冠VS新世代 25歳同士の挑戦者決定戦を新世代・斎藤七段が予想

6/8(木) 10:12配信

AbemaTIMES

 将棋の第58期王位戦で、6期連続防衛中の羽生善治三冠(46)への挑戦権をかけた決定戦が6月9日、大阪市福島区の関西将棋会館で行われる。決定戦に臨むのは菅井竜也七段と、澤田真吾六段といずれも25歳と若手の実力者だ。この挑戦者決定戦を、特別な思いを持って待っているのが、同じく羽生三冠が持つ棋聖のタイトルに挑戦している斎藤慎太郎七段(24)だ。同世代の2人が時同じくして将棋界のレジェンドに挑戦する心境と、2人の特徴を聞いた。

 将棋界では14歳の天才棋士・藤井聡太四段に注目が集まっているが、各タイトル戦を見渡すと若手同士、さらにはベテラン対若手の構図がはっきりと見えてくる。先日佐藤天彦名人(29)の初防衛で終わった名人戦七番勝負は、挑戦者の稲葉陽八段も(28)と21年ぶりの20代対決として話題になった。昨年の第42期棋王戦で、タイトルにあと一歩まで迫った千田翔太六段は23歳。続々と20代のタイトルホルダー・挑戦者が生まれている。斎藤七段は「23、24、25歳ですごく活躍している棋士がたくさんいます。中でも菅井七段と澤田六段は同時期に関西の奨励会で戦っていたのですが、僕よりも早くプロになったので、早く追いかけなきゃという気持ちでした」と当時を思い起こした。

 既に13年以上、駒で会話をしてきただけに、菅井七段・澤田六段のことはよく知っている。菅井七段については「手の見え方において、他の人とスピードがまるで違う。自分が全く持っていないものを持っています」。澤田六段は「落ち着いて淡々としている。そこから急に一気に持っていくタイプです」と説明した。切磋琢磨した棋士だからこそ、タイトルの挑戦権をかけた2人の戦いはうれしくもある。「そのうち決勝トーナメントとか、この世代の名前ばかりになることを目指さないといけませんからね」と涼しげながら、熱い思いを口にした。

 強豪棋士がずらりと並ぶ「羽生世代」から20歳以上年下に誕生した、新たな黄金世代。既にさらに下の中学生棋士が大活躍しているだけに、いつまでも若手気分でもいられない。存在感を示すために、20代たちが羽生三冠に続々と挑む。

最終更新:6/8(木) 10:12
AbemaTIMES