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カル・クラッチロー、バルセロナの新シケインへの批判に”喝”。「不満を言っている人を理解できない」

6/8(木) 18:10配信

motorsport.com 日本版

 昨年のカタルニアGPではMoto2クラスのライダー、ルイス・サロムが金曜日のフリー走行で転倒し死亡するという痛ましい事故を受け、それ以降のセッションはサロムが転倒したターン12を迂回する、F1レイアウトを使用してイベントが進められた。

【写真】MotoGPで使用するバルセロナのサーキット・レイアウト。基本的にはF1と同じだが、シケインのみF1よりも手前に

 今年の開催を前に、バルセロナのカタルニア・サーキットにはF1のシケインの手前にMotoGP専用のシケインが作られた。先月行われたプライベートテストでは、多くのライダーがそれを試した。

 ドゥカティのホルヘ・ロレンソは、新しいシケインがホンダの”助け”になると語ったが、クラッチローはロレンソの意見に当惑していると述べた。

「みんなが新しいシケインに不満を言っている。実際にそうすることを選んだ時には不満を言うことができなかったからだ。理解できないよ」とクラッチローは説明した。

「確かに、2016年の時はF1で採用しているレイアウトを使うのがより安全だったので、そうすることを選んだ。それから、ウォールが高すぎるのでそれを使用しないことにし、”新しい道を作ろう”ということになったんだ」

「今は、みんながそれに不満を言っている。でも結局、それについて僕たちができることはないんだ」

 “新シケインはホンダ勢にとって有利に働く“というロレンソの意見について、クラッチローは次のように答えた。

「ロレンソは自分の助けにでもならない限り、あらゆるものが他の人たちに有利に働くと考えている。彼は、テストでは問題なかったのに」

 クラッチローは、カタルニアGPはタイヤの摩耗が鍵になってくると考えている。フランスGP後、5月中旬に行われたテストではラップタイムの低下が大きかったためだ。

「長いレースになると思う。何人かが20周以上のロングランをしていたけど、5秒もラップタイムが落ちていた」と彼は語った。

「ル・マンではマーベリック(ビニャーレス/ヤマハ)がファイナルラップにファステストラップをマークしている。でもバルセロナでは、20周目に一番遅いラップタイムを記録することになるだろう。しかも、そのタイムは1周目や2周目のタイムより5秒遅いんだ」

 しかし一方で、同じホンダ勢のマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)は、タイムの落ち込みは”1.5秒”にしか過ぎないと考えているようだ。

「バルセロナはすごく長いコーナーもあるし、タイヤをたくさん酷使するので、タイヤの状態が大きく影響するサーキットだ」

「問題は朝の、寒いコンディションだ。その状況だとタイムの落ち込みが大きいように見える。(テストの時も)問題はあったけど、日中はもう少し普通だったし、僕たちはセットアップに取り組み問題は解決した」

Mitchell Adam