ここから本文です

ホンダ 新型シビックタイプRは乗ってビックリ!凄かった! 先代とは全く別物、これぞ”楽しいクルマ”!

6/8(木) 15:10配信

オートックワン

新型シビックタイプRはトルク特性が激変、扱いやすくリニアなフィールに

2017年初秋にも発売を予定する、ホンダ 新型シビックタイプR(プロトタイプ)に一足お先に試乗することができた。前回の袖ケ浦フォレストレースウェイでは「おあずけ」を食らっていたので、ついにそのポテンシャルを確かめられる機会がめぐって来たというわけだ。

新型シビックタイプR 日本仕様を写真で見る(画像53枚)

いよいよ新型シビックタイプRの味見でございます!

右ハンドルだからイギリス仕様車かと思ってウインカーを操作すると、ワイパー動く! おおっ! すでに日本仕様でした!

シートは残念ながら印象薄い。従来型と同じく日本製か? レカロだったら座った瞬間から一段と盛り上がるのに!

ギアを1速に入れてクラッチミートすると、案外トルクフル。2015年に750台限定で抽選販売された先代型は低速トルク薄く、ややピーキーなエンジンフィールだったものの、新型になってスタートのクラッチワークもストレス無くなった。2速にシフトアップしてコースイン。とりあえず様子を見るべくジンワリとアクセル踏む。

これまた「あらら?」。先代型はドッカンとトルク出たのに対し、リニアなトルク特性になった。この時点で「全く違うクルマになりましたね!」。

5000回転くらいまで引っ張り3速に上げようとしたらシフトミス! 5速に入っちゃいました。シフトのゲートが甘く、あんまりフィールよくない。といったことなど認識した上で左コーナーからアクセル全開!

するとどうよ! 全くアンダーステア出ない……ばかりかアクセル踏むと曲がっていこうとするほど。

隣に座っていた説明担当の人に「どんなLSDを使ってますか?」と聞いたら「内側のブレーキを少しつまんでいます」。アジャイルハンドリングアシスト(AHA)、なかなか効果的である。コーナーのクリップ手前からアクセル踏んでいっても、ハンドル切っていればソチラに向かおうとするのだった。

最後のプレリュード以降、ホンダはこれまでトルクベクタリングをたくさん手がけてきた。そのノウハウを入れ込んだのだろう。すてきなハンドリングです! 絶対的なコーナリングスピードも高い! 先代型と比べ圧倒的に優れているのがリアサスペンションのキャパシティだと思う。

FF車の場合、リアサスはあまり重視しない人やメーカーもいるけれど、新型シビックタイプRに乗ると「そんなことないですね!」と強く思う。リアで曲がっている感じ。

もう一つ先代型と決定的に違うことがある。サスペンションをキッチリ動かしているのだった。先代型はリアサスペンションのアライメント変化が大きかったのか、足を動かさないようにして安定させることを狙った。確かにフラットな路面ならガチガチの足でも走れるけれど、荒れた途端に暴れ出す。

実際、先代型シビックタイプRを荒れたワインディングロードも持ち込むと、ジャジャ馬をコントロールしてる感じ。一方、新型はライバルだったルノーメガーヌRSのようにサスペンションがしなやかに動き、余裕を持って走れる。もはやクルマとしての奥行きが全く違う! このあたりが新しいサスペンションの凄さなんだと思う。

さらにエンジンのトルク特性までリニアになったため、もはや全くレベルの違うクルマになっている。私は先代のシビックタイプRに対しけっこうな辛口評価だったけれど、新型についちゃ積極的に「いいね!」しておく。先代型モデルを買おうとして抽選に漏れた人はガッカりしたと思うけれど、むしろラッキーだったかもしれません。

先代型のオーナーが新型に試乗したらあまりの上質さに驚くだろう。それでいてニュルブリックリンクのラップタイムも圧倒的に速いというのだから立派だ……いや当然か。

今回はハンドリングコースを2ラップという短い味見だったけれど、ポテンシャルの高さは存分に認識した。弱点は曖昧なゲート感のシフトフィールだけ。これで腰を抜かすほどカッコよいデザインだったら、国沢光宏もグラついたろう。新型シビックタイプR、デザインが好みなら太鼓判です。

[Text:国沢光宏]

最終更新:6/8(木) 17:25
オートックワン