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「7、8、9回は計算できる」―救援防御率12球団トップのソフトB鉄壁救援陣

6/8(木) 13:54配信

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森&岩嵜&サファテが抜群の安定感、勝利の方程式がV奪回へ重要なピース

 危なげなく逃げ切った。7日のヤクルト戦(ヤフオクD)。ソフトバンクは先発の石川が6回2安打1失点と好投すると、7回からは森、岩嵜、サファテの勝利の方程式を送り込んだ。岩嵜が1安打を許したものの、失点の気配は無し。きっちりとリードを守り抜き、4-1で勝利した。

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 これで5カード連続の勝ち越し。大型連勝こそないものの、着実に白星を積み重ね、貯金は今季最多の15に。首位・楽天との差も1.5ゲームに縮まってきた。そのチーム状況を支えているのが、この日もマウンドに上がった鉄壁のリリーフ陣だ。

 工藤監督は言う。「7、8、9回は計算できる。リリーフが失敗なく投げてくれているおかげ。登板が増えているから、休めるところは作ってあげたいけど」。6回までにリードを奪えれば、勝利の可能性は限りなく高まる。それほどの厚い信頼を寄せている。

 現時点で勝利の方程式を担う3人の今季の成績を見てみる。

7回 森唯斗 25試合1勝2敗11ホールド 防御率2.20
8回 岩嵜翔 28試合2勝1敗13ホールド1セーブ 防御率0.64
9回 サファテ 21試合0勝0敗3ホールド17セーブ 防御率0.44

 岩嵜とサファテは防御率0点台と抜群の安定感を誇る。岩嵜は今季2度目の登板から18試合連続無失点をマーク。サヨナラ負けを喫した5月21日の西武戦(メットライフ)で1点を失ってから、再び8試合連続無失点を継続している。サファテは今季わずか2失点。それも、3点差で登板した4月25日の日本ハム戦(北九州)と4点差で迎えた5月17日のオリックス戦(京セラD)だけ。大勢に影響がないところでの失点しかなく、救援失敗はまだ一度もない。

ベテラン五十嵐も防御率1点台、スアレス不在も影響感じさせず

 森は7失点をしているが、このうち6点は、いずれも回跨ぎをした2イニング目に失っているもの。1イニングで見れば、岩嵜、サファテと同様に高い安定感を誇っている。このほかにもベテランの五十嵐亮太も防御率1.54をマークするなど、救援防御率は12球団トップだ。昨季セットアッパーを務めたスアレスを右肘トミー・ジョン手術で欠きながらも、その不在の影響を感じさせていない。

 通算200セーブにあと8セーブに迫っている守護神のサファテは「2人はもちろん、五十嵐もいるし、ブルペンの仲間を信じているよ。(岩嵜、森の)2人は精神的にも充実していると思うし、怖がらずに真っすぐを投げ込んでいる。怖がって四球を出すこともない。信頼出来る2人だ」と必勝リレーについて語る。

 首位・楽天を追うソフトバンク。懸念すべきは、シーズン終盤までいかにコンディションを維持出来るか。縁の下を支えるリリーフ陣も、V奪還には重要なピースである。

福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani

最終更新:6/8(木) 13:54
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