ここから本文です

川崎市の日進町に複合福祉施設 

6/8(木) 7:20配信

カナロコ by 神奈川新聞

 川崎市は、川崎区日進町の旧市福祉センター跡地に高齢者と障害者向けのサービスを提供する複合福祉施設を整備する。リハビリテーションや福祉人材の研修、障害者入所施設、特別養護老人ホームなどの機能を市と社会福祉法人が共同で運営。在宅生活を支える施設として今秋に既存建物の解体に着手、2021年3月の開業を目指す。

 地上8階建て(総床面積約1万4千平方メートル)を民間事業者が約55億円で建設。市が主に低層部分の約4千平方メートルを買い取り、社会福祉法人三篠(みささ)会(広島市)が残りを買う。市は旧センターの建物除去費も含め約21億円で取得する議案を開会中の市議会定例会に提案している。

 市が整備する南部リハビリテーションセンター(2、3階)は、北・中部のセンターと同様にあらゆる障害に対して在宅生活を支える専門的支援を行う。

 また、建物内の入所・通所施設と連携し、福祉総合研修センター(2階)は福祉人材の育成を行う。ウェルフェアイノベーション連携・推進センター(1階)は福祉・介護産業と利用者を橋渡しし、使いやすい福祉機器の開発やサービスの創出を目指す。

 一方、三篠会は4階以上で障害者入所施設と特別養護老人ホームを運営。障害者施設は市南部に不足しているが、障害者入所施設(47床)、短期入所施設(20床)を整備。グループホームなど地域移行に向けた訓練を行う通過型の施設を目指す。

 特別養護老人ホームの定員は短期含め115人。聴覚障害のある要介護者を積極的に受け入れ、専門スタッフも配置する。併せて看護小規模多機能型居宅介護など地域に密着したサービスも行う。

 市健康福祉局施設課は「在宅生活を支える機能が集まり、相互補完する。JR川崎駅からも近く、より多く利用されるような施設にしたい」としている。