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「普天間もそのまま使われるんじゃ…」 嘉手納旧駐機場の米軍解釈に、地元で不信感高まる

6/8(木) 11:55配信

沖縄タイムス

 沖縄県にある米軍嘉手納基地の旧海軍駐機場使用問題で、在日米空軍が7日、同駐機場の使用を日米合同委員会で合意していると回答したことに地元住民からは「勝手な言い分だ」「なぜ、日米で食い違うのか」と、怒りや疑問の声が上がった。

 駐機場は1996年の日米特別行動委員会(SACO)最終報告に基づく騒音軽減措置で今年1月に滑走路の反対側に移転したばかり。旧駐機場に近い嘉手納町屋良に住む池原洋子さん(67)は「どちらも同じように使うのは基地強化であり、何が負担軽減なのか。米側が日本政府を言いくるめようとしている」と憤る。

 「そのまま継続して使用すると地元は思っていない。取り壊すべきだ」と強く訴え、「こんな状態なら、辺野古に新基地ができても普天間飛行場もそのまま使われるんじゃないか」と不信感をあらわにした。

 嘉手納町民でつくる町基地対策協議会の上地安重会長は「米側と日本側で旧駐機場の認識が違うのは残念」とため息。「日米で取り決めたことになぜ食い違いが生じているのか。日米はこれまでも解釈の違いで堂々巡りをし、また同じことを繰り返している。日本政府が解釈を細かいところまで確認してほしい」と求めた。

 第3次嘉手納基地爆音差し止め訴訟の新川秀清原告団長は「米軍には地元への配慮が全くない。移転しても、自分たちの都合で利用できるという勝手な言い分だ」とあきれ返った。日米の認識のずれは「日米安保が憲法の上に乗っかって、米軍に手も足も出せなくなった結果だ」とみる。日本政府に対し「これまでのやり方を見ると、何かごまかしているのでは、とまで考えてしまう」といぶかった。

最終更新:6/8(木) 18:30
沖縄タイムス