ここから本文です

【注目】13歳のSSWグレース・ヴァンダーウォール。今月初来日の「未来のテイラー」とは

6/8(木) 18:20配信

RO69(アールオーロック)

13歳のシンガーソングライター、グレース・ヴァンダーウォールのデビューEP『パーフェクトリー・インパーフェクト』が日本でリリースされた。次世代ポップスターとして注目されている彼女が今月ついに初来日する。

昨年6月に人気オーディション番組『アメリカズ・ゴット・タレント』の予選に出演した時、グレースはまだ12歳という若さ(幼さ?)だった。この番組の出場資格には年齢制限がないため、幼い子どもが見事な歌声を披露することは珍しくない。

グレースがステージに登場した時も、審査員や観客たちは「また可愛らしい少女が出てきたな。」という感じで微笑ましく彼女を見つめていた。しかし彼女が歌い始めると、審査員たちの表情が一瞬で微笑みから驚きに変わったのがわかった。

グレースが登場した『アメリカズ・ゴット・タレント』予選の感動の映像がこちら。

http://www.youtube.com/watch?v=eNxO9MpQ2vA

彼女が歌ったのは自分自身について書いたというオリジナル曲、“I Don’t Know My Name”。

オーディションで自作曲を歌うのは多少なりともリスクを伴なうが、彼女の場合、ただ歌の上手い少女ではない、『SSW グレース・ヴァンダーウォール』を世界に知らしめる絶好の機会となった。

グレースはこの時すでにまぎれもなく完成されたアーティストだったのだ。このパフォーマンスでゴールデンブザーを獲得した彼女はその後も順調に勝ち進み、見事優勝したのである。

若くして才能を発揮しているSSWはたくさんいるが、グレースの場合もやはり注目すべきはその年齢だろう。
3歳の頃から自分で歌を作って歌っていたというグレースは、11歳の誕生日に父からウクレレをプレゼントされたことをきっかけに本格的に作詞作曲を始めたという。

彼女のリリックは言葉こそシンプルながら、そこに込められたメッセージは非常に奥深い。自分自身や家族のこと、友情関係など日常の出来事にインスパイアされたものが多いような気がするが、彼女いわく必ずしも自身の体験を元にして作詞をしているわけではないという。

YouTubeでウクレレの弾き方を学び、独自のやり方で自由に曲作りをしているというところはいかにも現代の若者らしいのだが、だからといって今どきのかっこいい曲を書きたい、などという力みは全く感じさせないところが彼女のオリジナリティであり、アーティストとしての自信の表れなのだと思う。

音楽と家族が大好きな無邪気な少女は、ごくナチュラルにその才能を開花させたのだろう。

デビューEPはウクレレをメインにしたアコースティックなアレンジになっているが、現在制作中というファーストアルバムは結構違ったサウンドになるらしい。あまりにも若い彼女が今後アーティストとして音楽的にも人間的にもどう進化していくのか、予想がつかないだけに楽しみでたまらない。(木船陽子)

RO69(アールオーロック)