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ふるさと納税活用し古道の森保全 田辺市

6/8(木) 17:00配信

紀伊民報

 和歌山県田辺市は、ふるさと納税の寄付金の一部を熊野古道周辺の森林保全に充てる方針を明らかにした。豪華な特典合戦が話題になりがちだが、使い道を明確にし、古道ファンの支援を集める考えだ。

 寄付金の活用について、同市は「熊野古道関連」「環境保全」「ふるさとづくり(旧5市町村別)」「安心して暮らせるまちづくり」「田辺に縁のある偉人顕彰」の大きく五つの使い道を示している。

 しかし、2016年度の寄付9963件のうち、「指定なし」が4168件を占める。「返礼品が寄付の主な目的になっているのが現状」という。

 「指定」の中では「世界遺産」が2758件で最も多い。「以前訪れたことがあるから」「維持管理に協力したい」という声も寄せられる。ただ活用は幅広く、「史跡の保全」に加え、「世界遺産追加登録記念のポロシャツ作成」「世界遺産を生かした魅力あるまちづくり基本計画策定」などにも充当している。

 そこで、古道周辺の森林保全を目的とした「熊野古道の森を守り育む未来基金」に「世界遺産」の寄付の一部を積み立てることで、目的をより明確化する。

最終更新:6/8(木) 17:00
紀伊民報