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田辺市子育て支援を拡充

6/8(木) 17:00配信

紀伊民報

 和歌山県田辺市は8日、2017年度の6月補正予算案を発表した。一般会計の補正額は13億631万円。子育て支援や市街地活性化、防災対策などの分野に重点配分した。14日に開会する市議会に提出する。

 4月に市長選があったため、当初予算は人件費や社会保障費が中心の骨格予算だった。補正予算で政策的な新規事業などを肉付けした。補正後の予算規模は408億2131万円で、前年度当初予算に比べ、3・9%減少した。

 子育て支援では、子どもの通院医療費無料化を中学校卒業まで拡充する。現在無料なのは就学前までで、小中学生は入院のみ。県内の大半の自治体が無料化している。10月から開始予定で、補正予算に医療費4千万円を計上。年間では毎年9700万円の予算の上乗せが必要になる。

 学童保育所のない龍神村、中辺路町で各1カ所ずつ、夏・冬・春休み期間中の小学生の居場所づくりに取り組む。それぞれ職員2人を配置し、学童保育所代わりの機能を持たせる。

 市街地活性化では、田辺駅前商店街の外観整備や闘●神社周辺の舗装美化などを含む「景観まちづくり刷新事業」に着手する。補正額は3億7646万円。新武道館建設を含む扇ケ浜公園整備にも3212万円を計上する。いずれも本年度から3年間の計画で、国の補助が2分の1ある。

 防災対策では、津波避難タワーの建設に着手。津波避難ビルの整備や改修を補助する。

 真砂市長は「4期目の4年間は10年、20年後といった先を見据え、明るい未来へつながっていくまちづくりの第一歩にしたい」と語った。



● 主な新規、拡充事業 ●



 ◆紀伊田辺駅や闘●神社周辺の景観整備、観光拠点づくり(本年度3億7646万円、総事業費10億5756万円)

 ◆植芝盛平の顕彰施設を含む武道館建設など扇ケ浜公園の整備(本年度3212万円、総事業費21億5025万円)

 ◆田辺祭の国文化財指定を目指し、調査や記録保存(100万円、総事業費4765万円)

 ◆熊野古道周辺の森林保全のための基金創設(1515万円)

 ◆地域おこし協力隊配置による遊休不動産を活用した市街地活性化(262万円)

 ◆市内で捕獲した有害鳥獣を解体・加工する施設を上芳養に整備する団体への補助(320万円)

 ◆子どもの通院医療費の無料化を中学校卒業まで拡充(4千万円)

 ◆龍神村、中辺路町に長期休暇中の子どもの居場所づくり(180万円)

 ◆不登校対策などでスクールソーシャルワーカーを1人配置(186万円)

 ◆芳養松原1丁目への津波避難タワーの整備(本年度963万円、総事業費7億917万円)

 ◆津波避難ビルの新設や既存ビルの改修補助(2千万円)

最終更新:6/8(木) 17:00
紀伊民報