ここから本文です

長期滞在型は「ハイアットハウス」 金沢駅西口の外資系ホテル、20年6月開業

6/8(木) 1:40配信

北國新聞社

 金沢市が金沢駅金沢港口(西口)の市有地に誘致する外資系ホテルの開発計画で、金沢市とオリックス、日本ハイアットは7日、整備する長期滞在型ホテルのブランド名を「ハイアットハウス金沢」にすると発表した。国内初進出となる。通常型のホテル「ハイアットセントリック金沢」と2棟を建設し、来年2月の着工、2020年6月の開業を目指す。投資額は200億円強を見込む。

 7日、金沢市の山野之義市長、オリックスの深谷敏成執行役不動産事業本部長、日本ハイアットの阿部博秀代表取締役が東京の虎ノ門ヒルズ内にあるホテルで会見した。開発事業者のオリックスは当初、長期滞在型のブランドを米国の「オークウッド」にする計画だったが、同系列のブランドによる運営が望ましいと判断した。ハイアットハウスのブランド名が公表されるのは初めて。

 ハイアットハウスは地上15階建てのホテル棟のうち3~7階を活用し、客室約90室やレストラン、ジムを設ける。客室は広さ40平方メートル以上で、ミニキッチン、電子レンジ、冷蔵庫などを備える。自宅のようなくつろぎやすさとホテルの快適さを融合した空間の提供をコンセプトにする。

 1泊の価格は1室当たり2万5千円以上となる。宿泊客の滞在日数は平均で5泊前後を見込む。1、2階は商業施設で、3階部分は庭園などを整備し、宿泊客や地域住民らが交流できる場にする。8~15階は富裕層向けの高級住宅として120戸を分譲する。

 もう一つのハイアットセントリックのホテル棟は14階建てで、客室は約250室。レストランやバー、ジム、宴会に使える会議室などを用意する。1室3万円台となる。ホテルの稼働率は80%以上を目標とする。

 市有地は駅西広場に隣接した7423平方メートルで、現在は金沢まちづくり財団が運営する駐車場になっている。金沢市の調査で土壌汚染対策法の基準を超える鉛やヒ素が検出されているが、市は汚染土壌を除去した上で、来年1月末までに市有地をオリックスに引き渡す方針だ。

 山野市長は「ハイアットグループが持つネットワークを生かして世界の富裕層に金沢に来てもらいたい」と述べ、受け入れ態勢を充実させる考えを示した。深谷氏は長期滞在型のホテルについて「長期滞在に対応できる施設がほとんどなく、ニーズは十分にある」と強調し、阿部氏は「金沢の素晴らしい文化を世界の人々に広めたい」と力を込めた。

北國新聞社

最終更新:6/8(木) 1:40
北國新聞社