ここから本文です

交通事業者のIoT促進 石川県情報システム工業会、月内に検討会

6/8(木) 1:35配信

北國新聞社

 石川県情報システム工業会は、県内の交通事業者に対するIoT(モノのインターネット)の導入促進に向けて検討会を設置する。利用客の利便性向上や保守・管理の効率化につながるIoT活用法を考え、会員のIT関連企業の新たなビジネスの可能性を探る。月内に初会合を開き、課題や方向性を整理する。

 県情報システム工業会は昨年6月、県鉄工機電協会、県繊維協会、県食品協会と連携してIoT推進に向けた共同研究会を設けた。

 今年度は事業を拡充しており、ものづくり企業へのIoT化支援のノウハウを交通事業者にも広げたい考えである。一部の事業者からIoTに関する相談もあったという。

 県情報システム工業会によると、鉄道やバスなどの事業者は例えば、運行ダイヤのシステムにIoTを取り入れることで走行状況が正確に把握でき、利用客の利便性向上につながる可能性がある。車両の部品の在庫管理やメンテナンス、交換時期の確認がスムーズになると、需要に応じた車両の保守や人手の削減が見込まれる。

 計画では、初会合で交通事業者側のIoT化のニーズを聞き取り、導入に向けた課題を話し合う。IT企業側は、自社の製品などにIoT技術を組み合わせることで、交通事業者側が求めるサービスを提案できないか検討する。勉強会を重ね、具体策を練っていく方針である。

 県情報システム工業会の担当者は「ものづくり企業などに続く新分野のIoT化導入を促す機会にしたい」と話した。

北國新聞社

最終更新:6/8(木) 1:35
北國新聞社