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出品増え裾野広がる 総合花展金沢展、前期きょうまで

6/8(木) 1:40配信

北國新聞社

 金沢21世紀美術館で開催中の第22回総合花展金沢展(石川県いけ花文化協会、北國新聞社主催)は2日目の7日、大勢の愛好者らが訪れ、花の生命力を伝える作品168点を鑑賞した。地元を代表する協会役員が創作した特別大作が前年より4点、会員による普通作が9点それぞれ増え、県内最大の規模を誇る同展で培われてきた「生け花王国・石川」の水準の高さと、裾野の広さを裏付けた。

 総合花展金沢展は、県内最大の生け花団体である県いけ花文化協会の会員が、流派を越えて伝統の技を磨き、未来に伝える意気込みを示す場となっている。

 特別大作は、最も広い2・1メートル四方の展示台の上で創作する。今回初めて特別大作を出品した華道家は「先生のアシスタントとして参加していた時から、いつか特別大作を作りたいと精進してきた。流派の代表として、気合を入れて制作した」と強調し、高さ2メートル以上ある力作を寄せた。

 普通作を初出品した華道家は「県内トップの華道家が集まる花展に参加できてうれしい。金沢21世紀美術館は天井が高くて壁が白いため作品が映え、素晴らしい会場だ」と大舞台に出品できる喜びを語った。

 会場には、白山開山1300年を記念した作品もあり、来場者の注目を集めた。白山の古木を使い、モンステラなどで新緑を表現した。作品の下に白山の形に線を入れた鏡を置き、白山の山容を表現した。

 前期の展示は8日午後5時までで、閉場後に生け替えが行われる。9日に始まる後期展では、全期間展示される特別大作を含む176点が並ぶ。11日まで。入場料は500円(中学生以下無料)。

北國新聞社

最終更新:6/8(木) 1:40
北國新聞社