ここから本文です

BOOWY好きの上司と飲むときに気を付けたいこと

6/9(金) 7:10配信

ITmedia ビジネスオンライン

 「#BOOWY0807」というハッシュタグが、突然盛り上がった。群馬県高崎駅に伝説のロックバンド「BOOWY」と書かれたポスターが現れ、#BOOWY0807というハッシュタグが表記されていたからだ。群馬はBOOWYの氷室京介、布袋寅泰の出身地である。「再結成か?」という熱い声や、「また、ベスト盤でも出して集金するのでは?」冷ややかな声が散見された。

会社の飲みの席で、BOOWYの話題が出たら……

 個人的には、BOOWYほど引き際の美学が素晴らしいバンドはなかなかないので、再結成はむしろして欲しくないと思ってしまう。故郷の高崎でそのような表記があったということは、記念館でもできるのか、あるいは展示会でもやるのではないかと私は見ているのだが。

 とはいえ、数年前、氷室京介がライブ活動休止を発表した際に布袋寅泰が、彼の隣でギターを弾きたいという趣旨の発言をしている。メンバー全員、現役ということもあり、可能性はゼロではない。大槻ケンヂの名言「ロックバンドの解散とプロレスラーの引退は信じちゃいけない」をかみしめたい(担当編集Sくんは『宮崎駿の引退も信じてはいけない』と言っていた)。

●上司の音楽のこだわり話は、面倒臭い

 ただ、サラリーマン的に問題なのは、今月の会社の飲みの席で、男性上司から高い可能性でこの話題が出ること、それにどう対応するかということではないだろうか。

 上司の音楽のこだわり話は、面倒臭い。下手にコメントすると、地雷を踏んでしまうからだ。詳しいぞアピールをすると逆にマウンティングを喰らってしまう。そう、今では会社の「マリオネット」に過ぎない彼らにも、ロックの魂があるのだ。

 売れた曲しか知らないくせに、当時の彼女とのデートで江ノ島に行ったときに黙って「ONLY YOU」をかけた経験がある奴などがとくに面倒臭い。これに合わせて、音楽にちなんだ数々の女性遍歴を話し出すからタチが悪い。今なら、男性同士の会話でもセクハラと言われる時代ではあるが。話を聞くだけで、ブルーになる。まさに「B・BLUE」ではないか。

 過去の海外赴任の経験と重ねて「NO.NEW YORK」なんて話し出す親父ギャグも迷惑だ。こっちはすっかり「CLOUDY HEART」である。しかし、もっと面倒臭いのはスマホに昔のコピーバンドの写真、音源、動画を入れるタイプの奴だ。特に、肉体労働のバイトをして、その給与で買った布袋寅泰モデルのギターなどは無条件で礼賛せざるを得ない。

●対応法は、とにかく頷(うなず)くこと

 もちろん、今回はたまたまBOOWYを例に挙げただけであり、「X JAPAN」や「おニャン子クラブ」好きの上司のこだわり話も、同じように面倒臭い。この手の上司の対応法は、とにかく頷(うなず)くことである。

 すごいですね、そうなんですかと、話を聞く。今や、BOOWYやおニャン子クラブの解散後に生まれた人たちが職場にも増えているし、知らない人だっている。読者の中にもいるだろう。知っていたとしても、分からないフリを通すことで良いのではないか。

 安心しろ。彼らが盛り上がるのはあと数カ月だ。そして、奴らのLAST GIGS、つまり退職は君たちより早い。

(※BOOWYの2つ目の「O」は「/」を重ねる)


常見陽平