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「楽器急募」支援求める 沖縄工業高の音楽同好会

6/9(金) 5:00配信

琉球新報

 県立沖縄工業高校で2016年9月に管楽器で編成された音楽同好会が発足したが、8人の部員に対して楽器が2本しかなく、寄贈や寄付を呼び掛けている。同好会は現在、メロディーを補うために軽音楽部からベースの助っ人を呼び、楽器は他校から借用して活動を続けている。
 学校にはトランペットが1本しかなかったため、同好会立ち上げを知った後援会がトランペットを1本寄贈し、計2本で活動がスタートした。

 他校から楽器を借りて練習を重ね、10月に行われた沖工祭で初舞台を踏んだ。3月の卒業式と4月の入学式には校歌を生演奏し、卒業生や保護者、来賓を喜ばせた。

 小中学校で吹奏楽部に所属していた本郷尚征さん(17)は「入学時は吹奏楽部がなく、同好会が立ち上がったことはうれしいが、楽器が足りず困っている」と語った。借用している楽器は、貸している学校が必要になった場合はすぐに返さなければならず、楽器は全てが違う種類。「楽器ごとのパートに分かれることで音に幅を持たせることができるが、今は全員がソロパート状態。楽器が足りないから友達も誘えない」と又吉美音さん(17)は話す。

 渡口あゆみさん(15)は「フルートを吹きたかったけれど、1本しかないので、選べなかった」と残念がる。低音を奏でる楽器はユーフォニアム1本しかなく、軽音楽部からの助っ人、阿波根優さん(16)がベースでカバーしている。

 毎月、コンクールへの参加や行事などの活動を予定している。沖縄工高音楽同好会は楽器の種類にかかわらず、管楽器の寄贈や購入のための寄付を呼び掛けている。問い合わせは、沖縄工業高校(電話)098(832)3831(知念愛莉教諭)。

琉球新報社

最終更新:6/9(金) 10:10
琉球新報