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溝口、川勝氏 西へ東へ 静岡県知事選

6/9(金) 7:33配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 8日告示された知事選に立候補した新人の溝口紀子氏(45)と現職の川勝平太氏(68)は静岡市葵区でそろって第一声を上げると、早速、支持を求めて東西に散り、それぞれ浜松市と沼津市で出陣式に臨んだ。地域に対する愛着や各地の課題への対応を語り、県政を担う決意を訴えた。

 溝口氏はJR浜松駅北口で「子育てしにくい環境を変えるには女性目線が必要」と熱弁した。「浜松から全てが始まった」と浜松西高に通っていた当時を振り返って愛着を強調。応援演説の女性が「風が強くて不向き」などと沿岸部への野球場建設に疑問を投げ掛けると、聴衆から拍手と歓声が起きた。

 川勝氏はJR沼津駅南口で、鉄道高架事業について「駅との調和した発展が課題。貨物駅を移した跡地に(サッカーJ3)アスルクラロのホームグラウンドを造りたい」とアピール。さらに「世界ジオパークになる中核が沼津。サッカーも重要な可能性を持っている。スポーツの都にしたい」と構想を披露した。

 両氏は息つく間もなく東西の場所を替えた。JR沼津駅北口に転戦した溝口氏は、鉄道高架事業に関し「事業を止めて何がやりたかったのか。失政だ」と断じ、進捗(しんちょく)を停滞させたのは川勝氏だとの批判を展開。同時に「議論は尽くした」と述べ、事業を着実に推進すべき段階に入っているとの認識を示した。

 浜松市に移った川勝氏は中区の市街地でマイクを握り、「浜松には17キロの海岸線がある。命を守ることが大切」と防潮堤整備の重要性を力説。産業振興にも触れ、「経済発展にはものづくり浜松の出番。新しい産業のブレイクスルーが生まれると確信している」と持ち上げた。

静岡新聞社