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北海道の牧場跡地に14万枚のメガソーラー、蓄電池も併設

6/9(金) 11:10配信

スマートジャパン

■約6000世帯分の年間消費電力に相当

 オリックスとソーラーフロンティアは2017年6月、北海道の南部に位置する知内(しりうち)町で、最大出力24MW(メガワット)の太陽光発電所の建設を開始した。

 建設するのは約89haの町営牧場跡地で、ソーラーフロンティア製のCIS薄膜太陽電池が14万1568枚設置される予定である。同社のCIS薄膜太陽電池は従来の結晶シリコン系太陽電池と比べて、高温時の出力ロスや部分的な影の影響が少なく、太陽光に当たると出力が上がる性質を持つのが特長という。主成分に銅(Copper)とインジウム(Indium)、セレン(Selenium)を使用しており、3つの頭文字をとってCISと呼ばれている。

 年間の予想発電量は、2175万6170kWh(キロワット時)の見込み。一世帯当たりの年間消費電力を3600kWhで算出すると、一般家庭約6000世帯分の年間電力消費量に相当する。運転開始は2018年12月の予定だ。また出力変動緩和対策として、容量約7.2MWhの蓄電池システムを併設した。発電した電力は、北海道電力に売電する予定とする。

 オリックスは、企業や自治体が保有する土地を活用するメガソーラー事業において最大出力800MW以上、屋根設置型太陽光発電事業では最大出力100MW以上、合計約990MWの発電所の開発と運営を手掛けている。直近では、2016年7月に島根県出雲市で運営するゴルフ場でメガソーラーの開発に着手した。同年8月には、大阪府堺市の大型物流施設の屋根を賃借し、屋根設置型太陽光発電事業を開始したことも発表している。

 ソーラーフロンティアは35年以上の太陽電池研究開発と、累計4GWを超える太陽電池の出荷実績を持つ。太陽光発電所についても200MW以上の国内案件を手掛けており、両社は「お互いのノウハウを融合し、クリーンエネルギーに普及を進める」と語った。