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米900奪三振も報われず…ダルを潰すライバル球団の“待球作戦”

6/9(金) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 節目の試合を白星で飾れなかった。レンジャーズ・ダルビッシュ有(30)が7日(日本時間8日)、インターリーグのメッツ戦に登板。7回3分の1を2本塁打含む3安打3失点、9奪三振と好投しながら、勝敗は付かなかった。

 この日のダルは序盤から三振の山を築き、六回カブレラを見逃しの三振に仕留めてメジャー通算900奪三振を達成。117球の奮闘も実らなかった。

 ダルの好投が報われないのは、他球団からの徹底マークも原因の一つとみられる。

 4敗目を喫した前回2日(日本時間3日)のアストロズ戦(7安打3失点)。相手打者に低めの変化球を見送られたり、追い込んでからファウルで粘られ、序盤から球数を要して五回の降板時には104球に達した。

 ア・リーグ西地区首位を独走する好調打線の待球策にまんまとはまったが、何もこれはアストロズ独自のものではない。メジャーでは、肘の腱を再建するトミー・ジョン手術から復帰した投手を攻略するためにウエーティングを徹底するのが常套手段とされる。復帰明けで肩、肘のスタミナに不安を残す投手に球数を投げさせて早めに交代させる狙いからだ。

 15年3月に右肘にメスを入れたダルは今季が復帰2年目。初の開幕投手を務めるなど、完全復活を果たしたとはいえ、依然として再発のリスクがあるからだろう。バニスター監督はダルの登板間隔、球数には細心の注意を払っている。

 そんな指揮官の思惑を他球団は見抜いており、ダルに球数を投げさせて極力、早い回でマウンドから引きずり降ろそうとするのは当然のこと。6月から7月にかけては開幕からの疲労がピークに達するだけに、相手打線がより徹底したウエーティングを仕掛けてくるのは必至だ。実際、ダルの今季の対戦相手は打席で粘る傾向がある。ダルはこの試合の前まで12戦(計74回3分の2)を投げ、球数は1243球(1試合平均103球=2日終了時)。球数がかさむこともあり、1試合当たりの投球回数は6.2回にとどまっている。

 今季のダルが白星を手にするには少ない球数で勝負する必要がある。

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