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藍ちゃんありがとう…引退表明後初戦6735人が声援 「感謝」の22位発進

6/9(金) 6:04配信

デイリースポーツ

 「女子ゴルフ・サントリーレディース・第1日」(8日、六甲国際GC=パー72)

 今季限りでの現役引退を表明した宮里藍(31)=サントリー=は3バーディー、1ボギーの70で回り、首位と5打差の22位につけた。5月下旬の現役引退表明後の初戦は、米ツアーも戦った盟友・上田桃子(30)=かんぽ生命=らと同組で、2006年から会場が六甲国際GCになって以来、初日としては歴代最多6735人のギャラリーを存分に楽しませた。辻梨恵が65で単独トップに立ち、1打差の2位に岡山絵里が続いた。

 午前8時24分。スタートの10番ホールには鈴なりのギャラリーが詰めかけていた。視線を一新に浴びた宮里藍は前夜こそ「どういう気持ちになるのかな、と不安だった」という。一夜明け「ティーグラウンドに立ったら落ち着いていた」と、集中力を発揮した。

 11番でボギーが先行した。我慢が続く中「そろそろエンジンかけなきゃ、と思っていたら、17番ティーに上がる時に桃子から『そろそろ…』って言ってきて。同じことを思っていたんだな、と」と打ち明けた。ここで3オン、1パットのバーディーでスコアをイーブンに戻した。

 上田はラウンド中、ことあるごとに「最後かも」の思いもあり胸が詰まったと明かした。もっとも、宮里藍は「1ミリもない。バーディーを取ることしか考えていなかったから」と笑った。「ゲームを妨げるとしたら、感情的になることだと思うから。たくさんの人に感謝している。自分にできることは1打1打を積み重ねること」というのが宮里流だ。

 「明日終わって、桃子と(のラウンドは)最後だと思ったら、(泣かない)自信はない」。本音を心の奥底にしまい、ギャラリーの反応もきちんと見えていた。「これまでの『頑張れ~』が『ありがとう~』に変わっていてうれしかった。(最終)9番では日曜にしか見たことのない景色を、木曜日から見せてもらった」と、周囲への思いも口にした。

 盟友と励まし合い、ギャラリーに感謝をし、その上で「見えを張らず泥くさく」1打でも少ないスコアを追求する。残り3日も、そこは絶対にぶれない。