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スズキ、印に部品工業団地 新工場隣接 増産に備え

6/9(金) 8:10配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 スズキが1月に稼働させたインド西部・グジャラート州の四輪車生産新工場の隣接地に、部品メーカー向けの工業団地を整備している。増産を予定する車両工場の近くで大物部品を生産し、物流費の削減や部品の安定供給につなげる。

 新工場は同社の現地100%子会社が運営し、生産能力は年間25万台。稼働直後とあって現在は月1万台程度の生産にとどまっているが、軌道に乗り次第、生産台数を増やしていく。さらに、すでにインドからの輸出増や同国内の市場拡大に備えて、同規模の第2工場を2019年初め、第3工場を20年代初めにも稼働させる計画を打ち出し、年間75万台規模の生産体制を見据えている。

 グジャラート工場では現在、人気車種「バレーノ」を生産しているが、周辺に日系部品メーカーはほとんどなく、遠方から運んでいるのが現状。そのため、スズキは新工場隣接地に10区画程度の工業団地を整備し、ボディーやタイヤ、シート、タンクなど大物部品のメーカーの進出を後押しするという。メーカー側も投資リスクを軽減し、工場運営でスズキの支援を受けられるなどメリットがある。同社によると、既存のグルガオン工場でも同様の手法を採っているという。

 スズキは同国内で、マネサール工場を加えた3工場体制で生産を進めている。16年度の生産は158万4582台と3年連続で過去最高を更新した。同国内では今後、さらに市場の伸びが予想される上、グルガオン、マネサール両工場でフル稼働の状態が続いているため、新工場での生産体制の強化が求められていた。

静岡新聞社