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巨人底なし13連敗で懸念 由伸監督オフの辞任や解任あるか

6/9(金) 15:06配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 前日に球団ワースト記録を更新する12連敗を喫した巨人。8日の西武戦前のベンチは当然のことながら重苦しかった。

 ある選手がこう言った。

「よく開き直れって言われるけど、それってどういう意味ですかね? 観念してふてぶてしく思い切ってやること? まあ、巨人でそれはムリ。一つ一つのプレーが見られ、ダメならボロカスに批判される。こういう時こそ、捨て身になることは確かに必要だとは思うけど、巨人で開き直ってプレーするのは絶対ムリ。監督も球団の人も『連敗を受け止めないといけない』と言ってますし……」

 がんじがらめの巨人は、連敗のプレッシャーも加わってガチガチだ。試合前、村田ヘッドコーチに打開策について聞くと、こう声を大にした。

「一番大事なのは諦めない気持ちや! だってそうやろ? 体を動かすのは気持ちなんやから!」

 案の定、連敗は止まらなかった。この日は投手陣が大炎上だ。先発池田が三回途中7失点KOされると、計4投手で今季最多タイの13失点。早々と試合は決まった。坂本勇が13年以来、4年ぶりの2番に入ったものの、わずか2得点のボロ負け。球団ワースト記録をさらに更新する13連敗となった。

 高橋由伸監督(42)は「坂本を2番に置いて流れが変わればと思ったが、結果だけ見れば厳しい内容。ただ、何とかしようとしている姿勢は見られた」と険しい表情だった。

 13点も取られながら、試合はおよそ2時間半で終了。淡泊な攻撃陣からは、この日も粘りが感じられなかった。これで交流戦は3カードで9戦全敗。セ・リーグ記録の16連敗、プロ野球記録の18連敗も視野に入ってきた。

■交流戦中のクビ監督は4人

 ネット上には「今すぐ監督を休養させてください。お願いします」と過激で悲痛なファンのコメントがあふれている。3年契約2年目の高橋監督への風当たりは日に日に強くなっているのだが、巨人監督のシーズン中の途中休養は歴史上、一度もない。

「浮き沈みが激しい交流戦で監督のクビが飛ぶ例が多いのは確か。08年にはオリックスのコリンズ監督が辞任を表明。同時に打撃、投手コーチも辞めた。10年には9連敗を喫したヤクルトの高田監督が休養。14年には西武の伊原監督、15年にはオリックスの森脇監督が交流戦期間中に辞任し、チームを去っていますが、由伸監督は彼らとは立場が違う」

 と球界関係者がこう続ける。

「まだ続けられた現役を辞めさせてまで監督にした。野球賭博のイメージ払拭など、半ば強引に祭り上げた負い目が読売や球団上層部にある。どんなにチームが低迷しても、早々と肩を叩けないでしょう。その由伸監督に見切りをつければ、経験のない人間を指揮官に据えた側の責任が問われる。同様の理由でオフの解任もないというのが読売関係者の見立てです。原監督と堀内監督の1次政権は、いずれも契約を1年残した2年で任を解かれたものの、原監督はフロントとの確執が原因という特殊な事情。堀内監督は最初から“中継ぎ監督”といわれていました」

■「まだそういう時期じゃない」

 一方でチーム関係者からは、こんな声が聞かれる。

「由伸派を自任する現場の人間、スタッフは盛んに『監督に何かあったら殉じる。一緒に辞める』と漏らしている。球団側か由伸監督自身にそういう雰囲気があるからです。そもそも監督は、代打の切り札として十分現役を続けられるものを、あっさり監督に転身した。良くいえば、潔いというか、執着しない性格。由伸監督がいつ自分から『もう辞める!』と言い出しかねない空気もあって、周囲には心配している関係者もいるんです」

 慶大野球部の先輩で、指揮官の後ろ盾でもある巨人の堤辰佳GM(51)はこの日の試合後、取り囲む報道時に、「(自身の進退は)上からはまだ何も言われてない。とにかく戦力を使い切る形でやろうと監督と話をした。コーチの交代とかも(上から)言われていない。まだそういう時期じゃない。90試合近くもある。何かやらなくちゃいけないのは分かっているけど……」と話した。

 編成トップであるGMが、コーチの入れ替えも含めて「上からは何も言われていない」と言うのだから、自分の判断が及ばなくなるほどの状態になっているということだろう。高橋監督も、必ずしも安泰な立場ではなくなってきたということだ。

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