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球団ワースト記録更新13連敗 巨人の士気に影を落とす尾花コーチの舌打ち

6/9(金) 16:32配信

東スポWeb

 未知の連敗地獄に突入した巨人は8日の西武戦(メットライフドーム)も2―13の大敗で、球団ワースト記録を更新する13連敗となった。序盤から投手陣が大炎上して試合をぶち壊し、攻撃的オーダーも実らない。最悪の場合、11日にも自力優勝の可能性が消滅する。暗闇から抜け出す特効薬は見つからず、ベンチ内の不協和音が浮き彫りになり、チームの士気にも暗い影を落としている。

 勝負は序盤で決した。先発のルーキー池田が初回に3連打で1点を先制され、3回には一死から招いた満塁のピンチで2本の適時内野安打でリードを3点に広げられた。ここで踏ん張れば反撃の機運も高まったが、なおも満塁から外崎に最悪の満塁弾を浴び、早々と7失点KO。2番手以降もレオ打線に気持ち良くバットを振られ、江柄子は2被弾5失点と傷口を広げてしまう。終わってみれば先発全員安打され、今季最悪に並ぶ13失点の惨敗だった。

 打線は4年ぶりに坂本を2番に据えて得点力アップを図ったが、2得点では、もはや焼け石に水。11点ビハインドの7回の守備からは、スタメン出場の陽岱鋼とクルーズをベンチに下げ、そのまま押し切られた。

 先発が崩れて主導権を奪われる毎度の展開に、高橋由伸監督はサバサバとした表情で「いつもこういう展開なんでね」と振り返り「みんな何とかしようというのはあるけど、なかなか結果が出ない。結果がすべての世界ですから…」と唇をかんだ。

 連日の敗戦にムードは重くなるばかり。この歴史的大連敗のさなかに、ベンチ内でのある行為が水を差しているという。スタッフの一人は「試合中、打者が凡退した時などに尾花さんが舌打ちしたり、ため息をつくことがある。当然、打てない日もありますけど、投手が打たれて負ける時だってあるんですからね」と表情を曇らせる。

 たとえ意図的なものではないとしても“誤解”を与える行為に、ただでさえピリつくベンチ内は敏感だ。他のコーチ陣をはじめ、ナインが不快感を覚えるのは目に見えている。監督経験があり、一軍首脳陣では最年長の尾花投手コーチは、なにより2年目の指揮官をサポートする立場でもある。

 尾花コーチは「先発が頑張らないとロースコア(の展開)にならない」と奮起を促したが、この日のように主将・坂本の呼びかけで円陣を組んで何とか挽回しようとしても首脳陣が戦意をそいでは元も子もない。泥沼にハマってしまった“惨劇の巨人”に夜明けは訪れるのか。

最終更新:6/9(金) 17:27
東スポWeb