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楽天・則本8戦連続2桁K ペドロ、セールのメジャー記録並んだ

6/9(金) 6:04配信

デイリースポーツ

 「交流戦、楽天8-2DeNA」(8日、Koboパーク宮城)

 楽天の則本昂大投手(26)が8日のDeNA戦(Koboパーク)で12三振を奪い、8連続試合2桁奪三振として自身の持つプロ野球記録を更新した。同時にペドロ・マルティネスとクリス・セールが持つ米大リーグ記録と肩を並べた。則本は2失点完投で両リーグ最多の8勝目を挙げた。

 魂をみなぎらせた。八回2死二塁、カウント1-2。則本は外角に要求する女房役・嶋に静かに首を振り、内角へ149キロ直球を投げ込んだ。打席の筒香は、微動だにできなかった。「世界」に肩を並べた瞬間だった。

 「正直なことを言えば、10個目は筒香から取りたかった。日本の4番を背負った、素晴らしいバッター。3安打されていたので、一矢報いたかった」

 球界を代表する強打者を斬り、手にした世界の称号。それまで変化球で安打されていた分、裏をかきインコースへの直球を選んだ。ドクターKの自信とプライドがにじんでいた。

 宝刀フォークで三振の山を量産する一方で、節目の「K」を直球で刻んだ。「どんなに変化球が良くても、真っすぐが良くなくてはだめ。投手である以上、それは忘れたくない」。この日は、自己最速タイの157キロもマーク。信念を節目のマウンドで体現した。

 世界タイ記録-。壮大な偉業に、「あまりイメージ湧かないですね」とつぶやいた。そして言った。「田中さん(将大、現ヤンキース)はもっとすごかったんだなと思った。三振よりもプレッシャーのかかる勝ちを、24試合も続けたんですから」。4年前、前人未到の24連勝を樹立した先輩の大きな背中。自らの大記録に際し、あらためてあくなき高みを見つめた。

 日本新記録を決めた夜、母校・三重中京大時代の恩師、中村好治監督(63)から祝福のメールに、こう返信した。「まだまだ進化します」。7連勝で両リーグトップの8勝目。どこまでも貪欲に、自らの目指す理想を追い求める。

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