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7・10ロシア決戦Vへ 石井慧が伝説特訓

6/9(金) 16:32配信

東スポWeb

 北京五輪柔道金メダリストで総合格闘家の石井慧(30)がジョージアで「伝説の特訓」を敢行していた。7月10日にロシア・エカテリンブルクでイバン・シュトルコフ(28=ロシア)と対戦することが決まった石井は、現在海外で猛トレーニング中。4月16日のRIZIN横浜大会ではヒース・ヒーリング(39)に判定勝利したものの課題を残しており、ジョージアでの特訓を糧に「ニュー石井」に生まれ変わるつもりだ。

 ヒーリング戦勝利で連敗を「3」で止めた石井だが完勝とはいかなかった。終始グラウンドで上になり優勢を保ったものの、膠着状態が長く続き判定勝利。この結果に石井は「3連敗中ということもあって攻めきれなかった。次は必ずすっきり勝ちたい」と反省を口にした。

 次戦はロシア最大のボクシング団体「TITOV」が主催する大会のメーンで、11戦無敗の猛者と総合格闘技ルールで対戦することが決定。石井は「向こうでは“ヒョードル2世”として期待されている選手だそうです。見た感じはアリスター・オーフレイムっぽいですけど」と分析。その上で膠着状態に入らない対策として「得意な状態である寝技から決められるようにすること。具体的にはパウンドの強化です」と言い切った。

 そこで石井が頼ったのが北京五輪の準決勝で一本勝ちしたラシャ・グゼジャニ(31)だ。ジョージア・チタオバに住むグゼジャニは、異種格闘技戦でアントニオ猪木氏(74=参議院議員)に唯一の黒星をつけたミュンヘン五輪金メダリスト、故ショータ・チョチョシビリさん(享年59)の愛弟子でもある。石井は「実はチョチョシビリがやっていたというジョージアの伝説の特訓を教えてもらいました」と明かした。

 その特訓とは22リットルもの水が入った巨大な容器を片手で持ち、水を一滴もこぼさずグラスに注ぐという単純ながらかなり過酷なもの。石井も「最初は全くできなかった」というが、1リットルからスタートして少しずつ水の量を増やしていった。目的は「パウンドにつながる“かいな力”の強化です」(石井)。加えてジョージアでは高地トレーニングや狩猟本能を養うハンティングを約3週間行った。最終的には「容器の半分ほどの量までこぼさず注げるようになった」という。

 その後は現在師事しているミルコ・クロコップ(42)の指導を受けるためにクロアチアへ渡り、日々パウンドの練習に明け暮れている。磨き抜いた鉄槌で完璧なKO勝利を決め、生まれ変わった姿を見せつけるつもりだ。

最終更新:6/9(金) 17:27
東スポWeb