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【エプソムC】パドルウィール 人気急落気味だが…ポテンシャルの高さは疑う余地なし

6/9(金) 20:09配信

東スポWeb

【エプソムC(日曜=11日、東京芝1800メートル)新バージョンアップ作戦】GI・5連戦という大きな祭りも終了。東京競馬場ではGIIIエプソムCが今週のメーンに組まれている。近年の優勝馬にエイシンヒカリ、ルージュバックといったビッグネームが名を連ねるレベルの高い一戦で、新VU作戦の明石尚典記者が狙うのはパドルウィール。近走の凡走で人気は下降気味だが、昨夏の中京でのレコードVを忘れてはならない。

 5ハロン通過63秒2とまさかの超スローペースに陥ったダービーから一転、3ハロン33秒9→5ハロン57秒1のよどみない通過ラップを刻んだのが安田記念。前年はうまくスローに落としてタイトル奪取のロゴタイプがけれん味のない逃げを打つなど予想だにしなかったのが正直なところだ。

 今回の舞台=東京9ハロンもイメージはスローからの決め手勝負。にもかかわらず、良馬場施行の2008年以降のレース上がりは34秒台、35秒台が各4回。33秒台突入は昨年のみと“らしくない”ラップでの決着が目立つ。中間3ハロン(4~6ハロン目)の平均は35秒87。中だるみのない一貫型ラップを想定すれば、瞬発力よりもスピード持続力重視が正解だ。

 本命は昨夏の中京10ハロンでレコードを叩き出したパドルウィール。そのシンガポールTC賞のレースラップを2ハロンごとに5分割すると、24秒3→23秒7→23秒5→23秒6→23秒3。3ハロン目以降すべて23秒台と息の入らない道中ラップを刻みながらも、ラスト2ハロンでラップを上げてのフィニッシュ。1000万条件とはいえ、2番手追走から4馬身突き抜けたシーンは圧巻だった。

 これほどのスピード持続力の持ち主ならば、いずれは重賞タイトルに手が届く。その“予感”が現実になりかけたのが昨年末の金鯱賞。5ハロン通過61秒5は当然スローペースながら、早めのペースアップでラスト4ハロンはオールハロン11秒台。合計45秒6と高いレベルでのスピード持続力が問われる流れで、2番手追走からタイム差なしの2着なら負けて強しだ。

 クビ差のつば競り合いを演じたヤマカツエースはその後、有馬記念4着→金鯱賞V→大阪杯3着。パドルウィール自身は結果を出せず人気急落と明暗が分かれたものの、ポテンシャルの高さは疑う余地なし。本領発揮ならアッと驚く波乱の立役者になっても不思議はない。

最終更新:6/9(金) 20:19
東スポWeb

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