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夏のボーナス、平均91万7906円 大手の妥結額集計

6/9(金) 18:16配信

朝日新聞デジタル

 経団連が9日に発表した大手企業の今夏のボーナス調査(第1回集計)によると、妥結額は平均91万7906円で、昨年夏を4・56%下回った。大手企業は今春闘で政権が要請するベースアップ(ベア)に4年連続で応じたが、堅調な業績にもかかわらずボーナスへの還元は十分ではないようだ。

 前年よりマイナスとなったのは東日本大震災の影響を受けた2012年以来5年ぶり。経団連は「春闘の闘争方針でベアを最優先にした労働組合が多く、ボーナスは昨夏より要求水準を引き下げていた」(労働政策本部)と分析している。「3年連続で90万円を上回っており、高水準だ」とも指摘している。

 調査は原則として東証1部上場、従業員500人以上の21業種252社が対象。このうち第1回集計では、労使交渉の妥結額が判明した82社分をまとめた。このうち79社が製造業だ。

 業種別にみると、最も高いのは自動車で99万5492円(6・53%減)。だが、4年ぶりに100万円を下回った。最もマイナス幅が大きかったのは造船で76万8688円(7・16%減)。非鉄・金属や食品、繊維、化学の各業界は昨年夏の実績を上回った。最終集計は7月下旬に公表を予定する。(山口博敬)

朝日新聞社