ここから本文です

体罰教職員34人、ほぼ半減 28年度公立校 東京都教委「感情コントロール研修」の成果

6/9(金) 12:11配信

産経新聞

 東京都教育委員会は8日、平成28年度に都内の公立学校33校で教職員ら34人が児童・生徒に体罰を加えていたとする実態調査結果を発表した。27年度からほぼ半減し、調査を開始した24年度の182人の約5分の1に減少した。

 都教委によると、減少の理由として、感情的になって体罰に至るケースが20人と27年度の半分以下となり、同年度から本格実施している感情をコントロールする研修の成果が上がってきたと分析。また、28年度から行った体罰防止のスローガンをホームページなどで広く知らせる取り組みが「意識改革につながった」とみる。

 今後も根絶に向け、8月中に配布される服務に関する新たなガイドラインをもとに、研修などの取り組みを続けていくという。

 調査は都内の全公立校2167校が対象。体罰を受けた児童生徒は62人で27年度比44人減だった。体罰の内容は「手でたたく」行為が最多の20人で、けがをしたのは27年度比6人減の4人だった。

 悪質なものとしては、世田谷区立梅丘中で、掃除をしなかった生徒を指導する際、腹や顔を殴ったり蹴ったりした上、トイレの壁に頭を打ち付けるなどし、打ち身と頭部打撲で全治1週間のけがを負わせるなどの例があった。

 5件以上の体罰があったのは、同区立千歳中、江戸川区立松江第四中。地域別で体罰が最も多かったのは、江戸川区の5校だった。

最終更新:6/9(金) 12:11
産経新聞