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英総選挙 若者引きつけた労働党の“バラマキ”的政策

6/9(金) 20:21配信

産経新聞

 【ロンドン=黒川信雄】英総選挙で労働党が議席を伸ばしたのは、若者の多くが投票所に足を運び同党に票を投じたためとの見方が英専門家の間で出ている。“バラマキ”ともいえる大衆迎合的な政策を打ち出した同党の戦略が、生活への不安などを抱える若年層の支持を勝ち取った格好だ。

 欧州連合(EU)離脱をめぐり昨年実施された国民投票では、若者層の投票率が極めて低かったとの推計があり、「今回は自分たちの意見を反映させよう」との声が若者の間で上がっていた。実際に投票した若者の多くは、保守党が訴えた移民規制強化よりも労働党が主張した教育支援や福祉政策充実に関心を示す例が多かった。報道によると、南東部カンタベリーでは、若者の投票率上昇で約100年ぶりに保守党が議席を失い、労働党が勝利した。

 ロンドン東部の移民街、バーキングの投票所で、リアさん(20)は「移民問題より住居問題の方が深刻。若者は住宅を持つことができない」と述べ、労働党に投票したと明らかにした。

 保険会社勤務のビンセントさん(28)は「経済対策が最重要」と強調。ポーリーさん(20)は、多くの友人が大学授業料の無償化を打ち出した労働党を支持したと明かした。

最終更新:6/9(金) 20:21
産経新聞