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又吉“先生”教科書に 介護エッセー採用 芥川賞受賞のお笑い芸人

6/9(金) 7:02配信

日本農業新聞

 お笑い芸人で、芥川賞作家の又吉直樹さんがJA共済連の新聞広告向けに執筆したエッセーが、2018年度の高校国語の教科書に採用される。「介護」をテーマに、沖縄で暮らす祖母との交流をつづった作品で、共済連は「JA共済の理念である助け合う心や、家族の絆を見つめ直すきっかけにしてほしい」(普及部)と期待する。

 作品は「祖母が笑うということ」。沖縄の方言を早口で話す祖母の話が「分からないはずなのだが、なぜか僕には祖母の気持ちが理解できた」という幼少期の思い出や、芥川賞を受賞した際に家族が笑顔で祖母を囲んで踊る姿を描き、「祖母の幸福は僕の幸福でもある」とまとめた。

 共済連からの依頼を受け又吉さんが15年11月11日の「介護の日」に合わせて書き下ろした。又吉さんは「(執筆を通じて)家族が笑顔で過ごすために必要なことを考える時間が持てた」とコメントした。

 今回、高校2、3年向け「現代文B」への掲載を決めた大修館書店は「又吉さんの持つ独特のユーモアや温かさが、筆遣いに表れている。言葉が分からなくても心は通じ合えるというコミュニケーションの本質を高校生に感じ取ってほしい」と話す。

日本農業新聞

最終更新:6/9(金) 7:02
日本農業新聞