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学校の授業やオリンピックの影響から子どもの習い事が変化

6/9(金) 10:04配信

ベネッセ 教育情報サイト

あなたは子どもの頃どんな習い事をしていましたか?
子どもの習い事は時代とともにどう移り変わっているのでしょうか。ベネッセ教育総合研究所の25年間の調査で見えてきた結果をもとにご紹介します。

男女ともに人気No.1の習い事とは?

今も昔も、多くの子どもが習い事に通っていますが、親世代と現在の小学生では、習い事の傾向に違いはあると思いますか?

【図1】のベネッセ教育総合研究所「第5回学習基本調査」によると、男子は水泳やサッカーなどの「スポーツ」が1990年から25年後の2015年まで常に1位となっています。

一方、【図2】のように、女子は1990年から2006年まではピアノやバイオリンなどの「音楽」が1位でしたが、2015年ではスポーツと順位が入れ替わり、1位「スポーツ」、2位「音楽」となりました。
いずれの時代においても、「スポーツ」や「音楽」などの体を鍛える習い事や情操教育が人気だということがわかります。また、習い事の中で「スポーツ」が男女共に人気1位となったことから、保護者の子どもの性別による期待に違いがなくなる傾向があるといえそうです。
一方で、「習字」は、時代の移り変わりとともに、大きな変化がありました。1990年の時点での人気は、男子が2位でしたが、2015年には3位に。女子は1990年では2位でしたが、2015年には4位と少しずつ順位を落としています。

学校の授業内容の変化が習い事に影響?

保護者のかたや子どもたちは、習い事をどのように選んでいるのでしょうか?

【図2】の女子の習い事ランキングを見ると、「英語」が1990年に5位だったところから、2015年では3位となっていることがわかります。これには、グローバル化社会の流れや、小学校への「外国語活動」の導入が影響していると考えられます。
また、習い事の「英語」は、ネイティブスピーカーの教師が教えることが多くなったり、会話重視になったりと、教える人やその内容が変化しています。また、歌を歌ったり踊ったりするなどの活動が多いため女子の人気が高まっているとも推測できます。
もう少し細かく小学生の「スポーツ」の習い事をみてみましょう(図3)。

1位「スイミング」、2位「サッカー」に続き、3位に「武道・武術」が入っています。さらに、7位が「ダンス」となっています(「子どもの生活と学びに関する親子調査2016」小学4~6年生の結果)。2012年度から実施された中学校の学習指導要領では、男女問わず「保健体育」に「武道」「ダンス」が盛り込まれました。習い事の人気は学校での授業内容の影響があると推測しています。

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