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大型プール「酒々井ちびっこ天国」休園 指定管理者応募なく 町、存廃含め活用法検討

6/9(金) 11:05配信

千葉日報オンライン

 千葉県酒々井町は「ちび天」の愛称で町内外から親しまれてきた大型プール「酒々井ちびっこ天国」(同町伊篠)の休園を決めた。施設運営を行う指定管理者の期間満了に伴い、新たな指定管理者を募集したが、応募がなかったため。老朽化などが背景にあるとみられ、町は存廃も含めて今後の施設の活用法を検討するとしている。

 同園は県の外郭団体だった県福祉ふれあい財団の運営により1974年に開園。同財団の解散に伴い、2007年3月に県から町に譲渡され、以来ずっと指定管理者制度で運営されてきた。

 毎夏7月下旬から8月末までの約40日間営業。約4万平方メートルの敷地に、1周380メートルの流水プールや約1200平方メートルの造波プールなどがあり、町内だけでなく、近隣の佐倉市や成田市などからも客を集め、1978年の最盛期には30万2千人の入園者でにぎわった。しかし、近年は減少基調にあり、昨年はピークの15%の4万5634人にまで落ち込んだ。

 町経済環境課によると、開園から大きなリニューアルがなく施設の老朽化が進んでいることに加え、着水面が浅いことから主力施設の一つであるスライダープールが2011年から利用中止となっていることなどが、入園者の低迷に影響しているとみられるという。

 こうした中、16年度まで3年間運営を担った指定管理者の期間満了に伴い、町は本年度から2年間運営する新たな指定管理者の募集を昨年12月~今年1月に実施。しかし、応募者は現れなかった。町による直営も組織体制上難しいため、休園を余儀なくされることになった。

 同課の担当者は「再開・廃止の判断だけでなく、新たな集客施設としての活用も考えるなど、さまざまな可能性をこれから検討していきたい」と話している。