ここから本文です

恐るべし!「お犬様」マーケット サラリーマンの味方「千円カット」の38回分とは…

6/9(金) 10:52配信

qBiz 西日本新聞経済電子版

 もうすぐ2歳になる娘の犬好きが止まらない。外で散歩中のペット犬を見かけると、「ワンワン」と言って追いかけてしまう。北九州市内の自宅近くのペットショップに連れて行けば、ガラスケースに顔を付けたまま、なかなか帰ろうとしない。

 何かに興味を持つのは親としてうれしいし、娘のためなら「犬OK」のマンションに引っ越して飼ってあげようかとも夢想する。しかし、値札を見て、とんでもない現実に気が付いた。

市場規模は約1兆5千億円

 シバイヌ50万円、ミニチュアダックスフント42万円…。た、高い。高価なのは犬自体の値段だけではない。あるペットホテルやサロン(美容院)に行くと、その利用料に目を見張った。例えば、大型犬のシャンプー代(預かり料を含む)は1万6千円、カット代は2万2千円。両方合わせると、サラリーマンの味方である「千円カット」で38回分の価格である。ペット向けのホテルの宿泊料も9千円と、人間のホテルと変わらない。まさに「お犬様」である。

 あるシンクタンクの調査では、2016年度のペット関連の市場規模は約1兆5千億円になる見通しだという。最近では、健康機器大手「タニタ」の元会長がペット向けのヘルシー食堂の開設を計画している、との報道もあった。未婚者の増加や少子高齢化を背景に、ペットの存在は重要度を増しているようで、ペット関連のビジネスも活況を呈しているのだろう。

 さてわが家。もちろん、ペットに大金をはたく余裕はない。しばらくは娘とペットショップ通いを続けるしかない、と決心する今日この頃であった。

西日本新聞社