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ニセ電話詐欺で6300万円被害 宅配便で送金38回 佐賀市の90代女性

6/9(金) 7:57配信

佐賀新聞

 佐賀南署は8日、佐賀市の90代女性がニセ電話詐欺で約6300万円をだまし取られたと発表した。オリンピックの入場券や老人ホーム入居権の購入を持ち掛けられた後、架空請求が繰り返されていた。ニセ電話詐欺による佐賀県内の被害額としては、統計のある2006年以降、15年の7900万円に次いで多い。

 同署によると、女性宅に昨年8月ごろ、オリンピック関係機関や老人ホームの職員を名乗る男から「入場券を買ってないか」「ホームの優先入居権が手に入る」という電話があった。

 女性が断ると、警察官を装った男から「入場券があなたの名前で大量に買われている」「入居者名簿に名前が載っている」と電話があり、「このままだと罪に問われるので、裁判所にお金を払う必要がある」などと繰り返し告げられた。そのため女性は今年5月26日まで、指定された東京都や埼玉県などのアパートに宅配便で現金を送った。

 送金は少なくとも38回に及んだ。女性は一人暮らしで、市内のコンビニから現金を送る際、男の指示で「ハンカチ」など別の品目名で送っていた。女性が頻繁に宅配便を送るのを不審に思った店員が同署に連絡し、被害が判明した。

 ニセ電話詐欺による県内の今年の被害件数は8日現在、今回を含め34件で、被害総額は約9565万円。

最終更新:6/9(金) 7:57
佐賀新聞