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介護保険の3割負担。「高額介護サービス費制度」等の払い戻しを賢く使い、負担を減らしましょう。

6/9(金) 7:03配信

マネーの達人

介護保険法など改正法が参院本会議で可決

5月26日、介護保険法など改正法が参院本会議で可決され、現役並みの所得がある人が介護される場合の負担割合を3割に引き上げることが決まり、来年8月から施行されます。

■2000年「介護保険」スタート

介護保険は、誰もが安い料金で介護サービスを受けられるようにと、2000年にスタートしました。スタート時点の介護保険料は、全員が1割負担でした。

■2015年8月

高齢化でサービスを受ける対象者が増えることで財政が厳しくなり、2015年8月からは、単身で年金などの所得で年間所得280万円以上なら2割負担になりました。

この時、介護保険加入者の約2割が、負担増になったと言われています。

■2018年8月

1割から2割に負担が上がった人の中から、今回、年金収入だけの単身世帯なら340万円以上の人が、来年8月から3割負担になることになりました。

■介護保険は7段階あります

・ 要支援1
・ 要支援2
・ 要介護1
・ 要介護2
・ 要介護3
・ 要介護4
・ 要介護5

サービスが使える限度額は、介護状況が厳しくなるほど段階的に引き上げられていきます。

□■要介護5の人が月に36万円の介護サービスを受けた場合■□

・ 1割負担… 3万6000円

・ 2割負担担… 7万2000円

・ 3割負担担… 10万8000円

を、本人負担で支払うことになります。

けれど実際には、「高額介護サービス費制度」があるので、3割負担になってもそれほど介護費用は増えないようになっています。

「高額介護サービス費制度」

「高額介護サービス費制度」とは、かかったお金が一定額を超えたら、超えたぶんを戻してもらえる制度です。

■Aさんの場合

・ 要介護5
・ 現役並みの収入がある
・ 使っている介護サービスは月36万円

3年前にはAさんは、介護保険は利用料が1割負担だったので、自己負担は6万6000円でした。そして、2年前に2割負担になったので、月7万2000円に上がりました。

けれど、「高額介護サービス費制度」があるので、4万4400円を超える2万9800円は、請求すれば返してもらえるようになりました。

□■Aさんは、来年8月からは3割負担になります■□

自己負担は10万8000円ですが、この場合も「高額介護サービス費制度」があるので自己負担は4万4400円となり、請求すれば6万3600円を戻してもらえます。

ショートステイを含む介護保険施設での食費や居住費、日常生活に必要なものを買った場合など、この対象には含まれないものもあるので注意してください。

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最終更新:6/9(金) 7:03
マネーの達人