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岩谷産業、水素ステーション 50カ所超整備 20年度めどに倍増

6/9(金) 14:39配信

日刊工業新聞電子版

■11社で新会社、オールジャパンで整備加速

 岩谷産業は2020年度をめどに、燃料電池車(FCV)普及の要となる水素ステーションを現状比2倍強の50カ所以上整備する。現在、全国に22カ所の水素ステーションがある。17年度は岡山県内で新設し、兵庫県伊丹市や首都圏でも設置を計画する。

 国はFCVの普及策で20年度に全国で160カ所の水素ステーション整備を打ち出す。岩谷産業はこの流れに合わせて、設置数を増やしていく。

 岡山県内に新設する水素ステーションは、1時間当たりFCV3台の満充てんができる規模を予定する。投資額は10億円前後の見通し。伊丹市に計画する水素ステーションは、1時間当たりFCV6台の満充てんができる規模とする。

 岩谷産業は国や自治体がFCV普及に取り組む動きも見据え、独自に水素ステーションを建設してきた。また、同社およびJXTGエネルギー、トヨタ自動車など自動車メーカー3社を含む計11社が参画し、17年度中に水素ステーション整備を行う新会社の設立が検討されている。新会社の立ち上げで、水素ステーション整備がオールジャパンで加速する見通しだ。

 岩谷産業は建設や運営、設備機器販売を含め、国内の4割以上の水素ステーションに関わる。今後は新会社を中心とする枠組みを生かしつつ、水素ステーション事業の早期の黒字化を目指す。