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買う価値大アリ!シュアのLightningリケーブルは良質なアンプだ・1

6/9(金) 12:30配信

Stereo Sound ONLINE

 音楽とオーディオをこよなく愛するライター・伊藤隆剛さんによる、シュアのLightning対応リケーブル「RMCE-LTG」レビュー。このページではその1をお届けする。(Stereo Sound ONLINE編集部)



■MMCX端子搭載「RMCE」のLightning版

 そろそろiPhone 7シリーズに替えたいけど、今まで使ってきたイヤホンが使えなくなるので機種変をためらっている。もしくはiPhone 7シリーズに替えたけど、イヤホンをBluetooth対応モデルにするかLightning対応モデルにするか迷っている……。イヤホン端子の廃止されたiPhone 7シリーズが出てだいぶ経つが、音楽の聴取方法についてそういう感じで悩んでいる方はいまだに多いんじゃないだろうか(僕もそのひとりです)。

 そんな人にとって有力候補になりそうなアイテムがシュアから登場した。「RMCE-LTG」は、MMCX端子搭載&Lightning接続対応のリケーブル。iPhone 7シリーズの登場以降、さまざまなブランドからLightningで直挿しできるイヤホン/ヘッドホンケーブルが発売されているが、シュアとしてはこれが初の対応モデルになる。

 同社のカナル型SEシリーズ(SE215、SE315、SE425、SE535、SE846)との組合せを想定したもので、MMCX&3.5mmステレオミニの既発モデル「RMCE」のLightning版という位置づけだ。今回は発売されたばかりのRMCE-LTGと手持ちのRMCEを聴き比べ、Lightning直挿しケーブルが実際どのくらい“使える“のか試してみた。


■インラインにDACとアンプを内蔵

 MMCX端子部分や、いわゆる“シュアがけ”をしやすくする耳もとのワイヤーフォームフィット(形状記憶)の採用など、両者はぱっと見よく似ているが、RMCE-LTGは右ch側のインラインにマイクユニットが設けられているほか、3ボタンのリモコンユニットがRMCEより大きく、ケーブルもやや太い。

 リモコンユニットが大きいのは、ここにDACチップやヘッドホンアンプを内蔵しているから。Lightning端子からのデジタル信号はApple純正のICチップ「LAM(Lightning Audio Module)」でデコードされた後、リモコン内のDACでD/A変換し、アンプに受け渡される。

 これ1本でLightning―3.5mmヘッドホンジャックアダプター/DAC/ヘッドホンアンプの3役を引き受けているのだから、そう考えれば¥12,000前後という価格(単なるリケーブルのRMCEは¥4,000前後)にも納得させられる。再生対応ファイルはPCMの48kHz/24ビットまでで、それ以上はダウンサンプリングでの対応となる。

(その2・視聴編へつづく)


【伊藤隆剛(いとうりゅうごう)】
広く深い音楽の知識だけでなく、オーディオ面でのこだわりにも定評のあるマルチライター。月刊『HiVi』編集者時代に多くの経験を積み、オーディオの魔力に開眼

Stereo Sound ONLINE / 伊藤隆剛

最終更新:6/9(金) 12:30
Stereo Sound ONLINE