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<ATM18億不正引き出し>新たに指示役の組員逮捕 千葉県警

6/9(金) 11:31配信

千葉日報オンライン

 17都府県のコンビニの現金自動預払機(ATM)から18億6千万円が不正に引き出された事件で、千葉県警国際捜査課と船橋署などの合同捜査班は8日、不正作出支払用カード電磁的記録供用と窃盗(払出盗)の疑いで、新たに指定暴力団六代目山口組三代目弘道会系組員で自称アルバイト、伊吹大介容疑者(36)ら5人を逮捕した。伊吹容疑者はグループの指示役。一連の事件での県警による逮捕者は計25人となった。

 ほかに逮捕されたのは、いずれもグループの出し子で自称無職、真島雅典(29)=船橋市夏見台1、同無職、天満優(23)=市川市宮久保2、同無職、川田修大(28)=船橋市滝台2、同自営業、園田優太(28)=東京都渋谷区東4=の4容疑者。

 伊吹、真島、天満3容疑者の逮捕容疑は、氏名不詳者らと共謀し昨年5月15日朝、千葉市内のコンビニ「セブン-イレブン」3店舗に設置されたATMで、南アフリカのスタンダード銀行の顧客データを使った偽造カードを使い、現金計290万円を引き出した疑い。川田、園田両容疑者の逮捕容疑は同日朝、船橋市内の「セブン-イレブン」3店舗で、同様に現金計210万円を引き出した疑い。

 捜査班によると、伊吹容疑者は「何のことか分からない」などと、真島、天満両容疑者とともに容疑を否認。川田、園田両容疑者は容疑を認めているという。

 同事件で県警はこれまでに、樋口義之被告(45)=同罪で公判中、覚せい剤取締法違反罪で服役中=と、指定暴力団六代目山口組系組員の男(50)=12月、一審懲役3年判決が確定=を指示役とするグループを逮捕しており、伊吹容疑者のグループが3グループ目となる。捜査班では、県内で活動していたこの3グループを統括していた共犯者がいるとみて、突き上げ捜査を進めるとともに、引き出された現金の流れや偽造カードの受け渡し方などの解明を急ぐ。

 午後3時40分ごろ、上下赤と白のジャージ姿の伊吹容疑者は、淡々とした様子で船橋署に移送された。