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「対馬学」対馬高生が住民取材 地域の課題、可能性探る

6/9(金) 10:25配信

長崎新聞

 長崎県対馬市厳原町の県立対馬高普通科2年生(163人)が、地域住民の聞き書きを通して対馬の課題や可能性を知る「対馬学」に取り組んでいる。8日は、地元のお年寄りにインタビューし、伝統的な海女漁などを取材した。聞き取った内容は壁新聞にまとめ、10月の文化祭で発表する予定。

 「対馬学」は、地元での取材活動を通して郷土愛を養い、地域の担い手となる人材を育てようと、総合学習の一環としてスタート。生徒はこれまで島内の研究者や新聞記者らの講義を受け、郷土史や取材論などの基礎知識を蓄えてきた。

 8日のインタビューは、その実践編。生徒が28グループに分かれ、校内外でお年寄り27人に取材した。

 このうち二つのグループ(計9人)は海女漁が受け継がれている厳原町曲(まがり)地区で14~50歳までの間、アワビ漁に携わってきた梅野貞子さん(81)を取材した。梅野さんが海女だったころの思いや、漁をしていた当時と今の海の環境の違いについて質問。梅野さんは「家族を養うため一生懸命だった。昔は藻場が森のように茂っていて、手よりも大きなアワビが採れた」と話した。

 取材した西山蒼嗣(あおし)さん(16)は「過酷な自然に立ち向かい生きてきたことが伝わった。曲の海女を通して、対馬の海について考えてもらえる記事を書きたい」と話した。

長崎新聞社

最終更新:6/9(金) 10:25
長崎新聞