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岡山・倉敷で創出「和装ベリーダンス」 官能美と優雅さ、出雲大社奉納へ

6/9(金) 19:15配信

山陽新聞デジタル

 岡山市倉敷市のベリーダンサー豊塚かおりさん(42)が、中東生まれの踊りの官能美と優雅な和装を融合させた「和装ベリーダンス」を創出し、普及に取り組んでいる。主宰する教室「Nico Bellydance Company(ニコ ベリーダンス カンパニー)」の生徒と公演を重ねており、今月には、出雲大社(島根県出雲市)へ舞を奉納することも決定。芸術性の追求と発信にますます意気込んでいる。

 「和装を取り入れたきっかけも神社だった」と豊塚さんは振り返る。2012年に友人らと倉敷市でベリーダンス教室を立ち上げ。地域のイベントなどに出演する中で、岡山市内の神社から「肌の露出は控えてほしい」という出演依頼があり、ベールを腰から肩に巻いて踊った。その経験から「衣装を工夫すれば、もっと独自性が出せるのでは」と和装にたどり着いた。

 着物風に仕上げた上着にスカートを合わせ、薄手の帯を骨盤の位置で締めることで、ダンスの要である腰回りのラインを強調。踊りそのものでも「和」を表現しようと、五穀豊穣(ほうじょう)を願う農民が天を仰ぐ動作などをモチーフに神様にささげるイメージで振り付けし、音楽にも琴や尺八、三味線など邦楽器を取り入れた。

 作り上げたオリジナルのダンスは既に約100曲。公演を重ねて評価は次第に高まり、出演依頼が増加してきた。ステージ数は、教室を始めた当初の年間約10回から現在は約50回をこなすまでになった。そんな中で機会が訪れた出雲大社での奉納(日付は非公開)に向け、豊塚さんは「日本を代表する神社で、私たちの踊りを奉納できるのは本当に名誉。これまでの成果を出し切り、今後の活動の弾みにしたい」と話す。

 同教室は倉敷、岡山市の貸しスタジオで週1~3回レッスン。子ども向けにはヒップホップや体操の教室もある。