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元事務局長横領認める 干潟土地改良区不明金で初公判 千葉地裁

6/9(金) 11:40配信

千葉日報オンライン

 千葉県干潟土地改良区(旭市鎌数、斉藤勝昭理事長)で巨額の使途不明金が判明した問題で、同改良区の預金口座から約1500万円を着服したとして、業務上横領の罪に問われた元事務局長兼会計責任者で無職、高木進一被告(58)=旭市清和甲=の初公判が8日、千葉地裁(伊藤大介裁判官)で開かれ、高木被告は起訴内容を認めた。

 改良区によると、着服額は約7億8千万円に上るとされているが、同改良区は昨年10月、すでに時効となっている分を除き、2010年以降に計約3千万円を横領した疑いで告訴していた。時効分を除く着服額は3500万円を超えるとみられており、検察側は今後も追起訴を予定している。

 検察側の冒頭陳述によると、高木被告は1991年に経理係長となった後、経理課長や総務課長、賦課徴収課長など一貫して会計担当部署で勤務。98年ごろから先物取引の損失が次第に膨らみ、その損失を補てんしようと、着服を繰り返した。高木被告は改良区の預金通帳を管理。種々の監査も形骸化しており、現金を自由に引き出せる状態にあったという。

 起訴状などによると、総務課長兼賦課徴収課長として改良区の現金や預貯金を管理し、2010年8月24日、同市内の金融機関で同改良区名義の預金口座から現金300万円を、さらに香取市内の金融機関で200万円を引き出し、同月26日に計500万円を自己の用途に使う目的で高木被告名義の口座に入金して横領。10年6月から11年10月の間には現金970万円を引き出して横領したなどとしている。