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【インタビュー】あなたの世界は、あなた色――感覚ピエロが『22年目の告白』主題歌「疑問疑答」に込めた思い

6/9(金) 17:29配信

トレンドニュース(GYAO)

自主レーベルながら昨年はドラマ「ゆとりですがなにか」の主題歌に抜擢された、4人組ロックバンド感覚ピエロ。同曲で「あんたの正義は一体なんだ?」と突きつけた彼らが、今度は映画『22年目の告白―私が殺人犯です―』主題歌「疑問疑答」で「あなたの世界は、何色か?」と問いかけている。

【劇場予告編】『22年目の告白―私が殺人犯です―』>>

■監督から「もっとロックに」と言われ......

藤原竜也と伊藤英明が初共演を果たした映画『22年目の告白―私が殺人犯です―』が6月10日に公開となる。主題歌「疑問疑答」を手がけるのは、昨年放送の日本テレビ系ドラマ「ゆとりですがなにか」の主題歌「拝啓、いつかの君へ」で多くの人に衝撃を与えた感覚ピエロ。今回は書き下ろしということで、絶賛された「拝啓、いつかの君へ」以上に作品の世界観と一体となった楽曲となっている。

同曲を作曲した横山直弘(ボーカル/ギター)と作詞の秋月琢登(ギター)が、「疑問疑答」制作秘話やインディーズへのこだわりを語ってくれた。

――「自問自答」ならぬ「疑問疑答」というタイトルがまず印象的です。自問自答よりさらに深く、さらに苦しく、「問いと答え自体も疑え」というメッセージを感じました。

秋月: まさにですね。今作は脚本、映画ともに拝見させていただいてから制作に移ったのですが、登場人物全員がどこか「答え」を求めていると感じました。ただその答えも自問自答して簡単に出るものではなく、一度出た答えすら疑ってしまう。そんな混沌とする心境も含め「疑問疑答」でしょうか。

横山: 僕は今回作詞ではないので、歌う身として思うことになりますが、まさしくその解釈の通りだなと。だけれどこれは「あとは自分で考えろよ」と投げっぱなしにはならずに、「あなたの世界は、あなた色」で締めている。物事の多様性を認めるからこそ、自分の問いや答えも疑えよ、という気持ちで歌っています。

――入江悠監督から「映画を見た人が最後まで油断できないようなロックな曲にしたい」という依頼を受けたそうですが、難しいオーダーでしたか? それともスムーズに完成しましたか?

横山: 実は当初は全く異なる曲のプロットを用意していたのですが、入江監督から「もっとロックに」という指令が入りまして(笑)。だけれど入江監督はとっても自由に僕らバンド側の制作スタイルを認めて下さっていたので、大変やりがいのある制作になりましたね。
とにかく制作の最終段階まで「攻撃的」をキーワードに作曲しました。当初はサビメロも綺麗に歌い上げるものを用意していたんですが、「攻撃的」と考えたときに結果として今あるような形におさまりました。噛みつくような、吠えるような、叫ぶような、吐き出すような。そんな表現を盛り込めたらと。

秋月: もちろん簡単ではありませんでしたが、最低限のオーダーをいただきつつ入江監督から「あくまでも感覚ピエロらしく自由に」とおっしゃっていただいたので本当に僕らの出したい音楽の一つになったと思っています。反面すごいプレッシャーもありましたが......(笑)。

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