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くど造りの古民家を「お試し移住」施設に 鹿島市浜町、景観生かし定住促進

6/9(金) 14:04配信

佐賀新聞

 鹿島ならではの町並みを生かして移住につなげようと、鹿島市はくど造りの民家を“お試し移住施設”として用意する。伝統的建造物の並ぶ地区や酒蔵通りへの移住希望が多いことに呼応。1カ月ほど住んでもらって暮らしを実感してもらう。来年度開始を目指し、施設整備費などを9日開会する6月市議会に提案する。

 古民家は国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された浜町の浜庄津町浜金屋町にある旧筒井家。くど造りの木造かやぶき2階建てで、明治時代の建造とみられる。今秋から浴室やトイレを整備し、冷蔵庫や洗濯機などもそろえる。施設紹介パンフレットの作成費などを含めた事業費は1238万円。

 移住体験の受け入れは来年4月から始める計画。数日ではなく半月から1カ月程度の利用が前提で、光熱費を含めた家賃として月額4万円程度を考えている。短期間では分からない地域のコミュニティーを実感でき、古民家を拠点に実際に住む場所を探すこともできる。

 市都市建設課によると、伝建保存地区の同地区や酒蔵通りへの移住希望も多く、この5年ほどで既に数件の移住があった。「鹿島ならではのニーズに具体的に対応して差異化を図りたい。新たな移住需要を掘り起こしたい」と話す。

最終更新:6/9(金) 14:04
佐賀新聞