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備後デニムの作業服で意欲アップ 広島・常石造船、強度高め動きやすく

6/9(金) 21:22配信

山陽新聞デジタル

 備後地方の特産デニムを使った作業服を導入する動きが、広島県東部の企業で相次いでいる。丈夫で動きやすく、ファッション性も高い。全国で企業の人手不足感が強まる中、地場産業らしさを前面に打ち出したおしゃれなユニホームで、若者にアピールするとともに、従業員の意欲向上を狙う。

 常石造船(福山市沼隈町常石)は今年、創業100周年を迎えたのを記念し、オリジナルのデニム製ユニホームを製作した。従来品よりも強度を高めた上、動きやすさに配慮したデザインを取り入れるなど機能面も工夫。10月から常石工場(同所)の約2100人を対象に導入する。

 デニム製造のカイハラ(同市新市町常)と共同開発。太い糸を使い、生地の織り方も見直したことで従来のユニホームよりも強度を約2倍にした上、膝部分は二重構造とした。肩や腕の動作を考慮して背中にプリーツ(折り目)を入れて生地にゆとりを持たせたほか、胸元のポケットは斜めに配置して携帯電話や手帳を取り出しやすくしている。

 常石造船は「機能性や安全面に加え、デザインもこだわった。備後地方の特産であるデニムを取り入れ、地場産業の活性化やPRにもつなげたい」としている。