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子ども殺害の凶器か 燃えたゴムチューブを押収 福岡母子殺害

6/9(金) 17:00配信

西日本新聞

 福岡県小郡市小板井の民家で母子3人の遺体が見つかり、母親の中田由紀子さん(38)に対する殺人容疑で夫の県警通信指令課巡査部長中田充容疑者(38)が逮捕された事件で、県警が現場からゴムチューブを押収していたことが9日、捜査関係者への取材で分かった。子ども2人の首にはひものようなもので絞められた痕があり、県警は凶器として使用された可能性があるとみて調べている。

⇒【画像】心中偽装、準備不十分か 目張りなく、母子3人殺害

 県警は9日、中田容疑者を送検。同日までに通信指令課を家宅捜索した。

 捜査関係者によると、ゴムチューブは筋力トレーニング用に市販されているもので、家の1階から見つかった。燃やされた跡があり、証拠隠滅を図った疑いがあるという。

「育児などを巡って口論」

 また由紀子さんの爪にあった微物をDNA型鑑定した結果、中田容疑者のものと一致したことも判明。由紀子さんが首を絞められた際に中田容疑者をひっかいて付着したとみられる。中田容疑者は容疑を否認しているが、「最近は妻と不仲だった。育児などを巡って口論になったことがある」とも供述しているという。

 事件は6日午前9時すぎに発覚。由紀子さんが1階台所で、長男で小学4年の涼介君(9)、長女で小学1年の実優(みゆ)さん(6)が2階寝室で死亡しているのを、中田容疑者から連絡を受けて駆け付けた由紀子さんの姉が発見した。県警は当初、無理心中事件とみていたが、由紀子さんの遺体を司法解剖した結果、首を圧迫したことによる窒息死と判明。殺人事件と断定し捜査本部を設置した。

 由紀子さんが見つかった1階台所には油がまかれ、遺体のそばに練炭のようなものが燃えた跡もあった。県警は、中田容疑者が無理心中と偽装するため、放火しようとした疑いがあるとみている。

=2017/06/09付 西日本新聞夕刊=

西日本新聞社

最終更新:6/9(金) 17:45
西日本新聞