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【10リスト】[Alexandros]、一生聴き続けられる名曲10はこれだ!

6/9(金) 10:05配信

RO69(アールオーロック)

4月には幕張メッセでのツアーファイナル2デイズを見事大成功させ、「世界一のバンドになる」という結成当時からの目標達成に向けて着実に歩みを進めている[Alexandros]。彼らの絶対的な強みでもある美しくも熱を帯びたメロディは一層雄大に響きながら多くの人の心を掴み、語られる言葉も重みと深みを増し続けているし、そんな[Alexandros]の楽曲には「自分たちの音楽への絶対的な自信」が顕著に表れている。人の弱さや抱える悩みに進んで寄り添うのではなく、迷った人の絶対的な指針になれる音楽を奏で続けている彼らの曲からは、人生において大切にすべき姿勢を学ぶことができるはずだ。当記事ではそんな[Alexandros]の楽曲の中から、rockinon.comが選んだ「生涯聴き続けられるべき[Alexandros]の名曲10曲」を紹介していこうと思う。読者の方も是非、自身が選ぶ10曲を考えながら読んでみてほしい。(峯岸利恵)

①For Freedom
(1stアルバム『Where's My Potato?』/2010年)
元々デモ音源に収録され、その後1stアルバム『Where’s My Potato?』にも収められたこの曲は、川上洋平(Vo・G)が社会人時代に「音楽をやりたい、仕事から解放されたい、自由になりたい!」という気持ちを突き詰めた末に生まれたものだと語られている。そういった自由への欲求は私たちも日常的に抱くものではあるが、彼らのその強い想いが宿ったこの曲はものすごくトリッキーであり何とも攻撃的! 拍取り困難なイントロに否応なしに耳が惹かれる攻撃的なロックチューンではあるが、歌詞の内容もこれまた刺激的。というより、まさに「[Alexandros] (当時は[Champagne])の世の中への宣戦布告」なのだ。自分がかっこいいと思った音楽を信じて這いつくばっている姿を嘲笑う奴らへの警鐘感をビリビリと感じるし、実際彼らは数年かけてシーンを統べるような存在にまでのし上がっていくのだから痺れる。≪誰かの優しい言葉でなく 激しいだけの嘘の言葉でなく/「私は 私だ」って言える事が何にも変えがたく心地良いんだ≫――常に自身が鳴らす曲、想い、何より「バンド」を信じて疑わない彼らの自信と誇りの象徴、それがまさにこの“For Freedom”なのだ。

②city
(2ndアルバム『I Wanna Go To Hawaii.』/2011年)
記念すべき1stシングルとなったこの“city”の凄いところは、「自分たちの曲があなたを救い続けるから安心して進め」という優しさではなく、≪この歌も捨て 自らの言葉と身体で生きていけ≫と言える強さだ。それは聴き手を冷たく突き放しているわけでは決してなく、≪ここはどこですか/私は誰ですか≫という問いの答えを自ら掴みに行けという[Alexandros]からの激励のフレーズに他ならない (というか、まだ駆け出しに近い段階で「自分たちの歌を捨てろ」と歌える彼らの精神力がまずすごい) 。そんな切なさや哀愁を漂わせながらも胸のど真ん中に強く刺さるこの曲に、一体何度励ましてもらったことだろう。手元にある存在証明書に頼りがちな日々、何千何万という人が行き交う街の中に決して埋もれてしまうなよ。己の存在意義は、己が導け――誰かに媚びることなく己を貫く彼らの原点を歌う、決して色褪せることのない不朽の名曲だ。

③spy
(3rdアルバム『Schwarzenegger』/2012年)
「人生の岐路に立つ瞬間」というのは人によってさまざまだが、その中でも一際悩ましい選択を迫られるのは「仕事を決める時」なのではないだろうか。実際[Alexandros]はメンバー全員が社会人経験者であり、社会人としての苦労も仕事を辞める時の決断も全て経験している。だからこそこの曲には強い説得力が宿っているし、≪また何度も妬むだろう/もう一つのlife送れたはずだって≫と「別の道」があることも知っている。だが彼らは、≪だがいつかこうも歌うだろう/ジャズコにプラグぶっ差して/「我が人生に悔いはない」/ってさ≫と、いつの日かでっかいステージの上からそう叫ぶために虎視眈眈と生きていく道を選択した。ロックスターだってひとりの人間だということをこの曲から教えてもらえるし、進路に惑う度に強く励ましてくれる。



④Starrrrrrr
(4thアルバム『Me No Do Karate.』/2013年)
爽やかなのにどこか刹那的で、スピード感のあるメロディに鍵盤の音が煌めく――炭酸水の中で上昇する泡がイメージされるような同曲は、炭酸飲料「ゲロルシュタイナー」とコラボされたことでも話題になった。そしてこの曲で「ロックバンド=衝動を促す激しいサウンドだけを武器にする」のではなく、壮大で気持ち良いサウンドで聴者を圧倒するという現在の彼らに通ずるスタンスを確立する第一歩のように思う。≪どこまでも 私は私だから/貫いて 誰に何を言われようとも≫という自身に向けた励ましにも聴こえるそのフレーズは、多くの人の支えにもなっている。また、タイトル“Starrrrrrr”はrが7つ連なっているが、その意味について川上は当時のブログで「たくさん理由はあるけど、その中のひとつはアホな奴等をあぶり出すためだ」と話している。バンドの綴りの複雑さ故によく間違えられていたという苦い経験に対するささやかな復讐心……彼ららしいニヒルさたっぷりの刺激的な反抗にニヤっとしてしまうエピソードだ。

⑤Kick&Spin
(4thアルバム『Me No Do Karate.』/2013年)
「蹴って、回して=回し蹴り」というタイトルのこの曲の醍醐味は、何といっても「高速展開で聴者の感情を揺さぶりっぱなし」なところだろう。これまで紹介してきた曲がダイナミックでスケール感のある曲だったが故に、AメロBメロの密度の濃いロックでサイケデリックなサウンドに「待ってました!」と思わず拳を突き上げてしまいそうになる。さらにサビでは川上のハイトーン炸裂の伸びやかでエモーショナルなメロを当ててきた……と思いきや、間奏は爆裂ドラムとギターリフの来襲ときたもんだ。良い意味で気持ちが一切落ち着かないし、終始攻撃的でありたまらなく叙情的。≪笑われたなら/笑い返せば良い/この先何年かかっても果たせば良い≫下積み時代が長かった彼らは、悔しさも人一倍味わってここまで辿り着いたのだろう。そんな苦さをバネにしながらもてっぺんまで昇り詰めようという強い意志が感じられる一曲だ(MVも意外性をビシビシ突いてくる内容なので是非)。

⑥Forever Young
(4thアルバム『Me No Do Karate.』/2013年)
≪世界一の海の向こう/永遠を目指して行って≫――結成当初から掲げている「世界一のロックバンドになる」という彼らの想いは、「夢」というにはずっと現実的で確信めいているが故に「目標」と呼んだ方が的確かもしれない。そして彼らはそんな絶対的な指針について何の捻りも比喩もないストレートな言葉にし、テンポの速さや勢いに乗せることもせずにゆったりとした伸びのあるメロディに乗せたのだ。しかも日本語で! 得意な英詞に乗せることもできたであろうにそれをしなかったのは、「日本のロックバンドとして世界に挑む」という飽くなき挑戦心の表れのようにも取れる。彼らが敬愛して止まないオアシスの“Live Forever”が永遠を歌ったように、彼らもまたこの曲でバンドの不屈を約束したのだ。


⑦Adventure
(5thアルバム『ALXD』/2015年)
彼らが[Champagne]から[Alexandros]に改名して初のシングルという意味でも歴史的な一曲だが、そういった「節目」という意味だけではなくサウンドや内容も含めて語り継がれるべき曲だ。まずバンド改名を「不遇」ではなく「転機」と語り、これからの第二ステージを“Adventure(=冒険)”と言える屈強なメンタリティ。そして文句なしに雄大で、泣きたくなるほどロマンチックな音の流線。川上は自身のサウンドメイキングに対して絶対的な自信を持っているが、[Alexandros]になってからはその力が研ぎ澄まされ、それでいて優しさを帯びるようになったように感じる。それはこれまでの楽曲に滲ませていた「自分たちの良さを分からない奴は置いていく」という尖ったスタンスが、≪大胆な作戦で/言葉にならないマスタープランで/いつだって僕達は/君を連れて行く≫という歌詞からも分かるように、高みへの階段を登るにつれて視野が広がり開放されたことが理由なのではないだろうか。この曲があったからこそ見えた景色が絶対にあると確信させる、深い意味でターニングポイントとなった曲だと思う。

⑧ワタリドリ
(5thアルバム『ALXD』/2015年)
“Adventure”で辿り着いたそんなネクストステージを確固たるものにしたのが、この“ワタリドリ”に他ならない。メジャー初のシングル曲としてリリースされたものだが、メジャーを想定して作った訳ではなくその前から作られていた曲のようで、まさに満を持して世に羽ばたかれた楽曲でもある。なんともドラマチックな話だし、こんな超ド級の名曲を懐で温めていたという彼らのストックにもまた驚く。そしてそのタイトルに相応しい、雄大で広がりのあるメロの気持ち良さったら! ≪ワタリドリの様に今 群れをなして/大それた四重奏を/奏で終える日まで≫自分たちを信じてくれるファンと、絶対的な信頼を置き合っている4人のメンバーと共にこの先も惑うことなく突き進んでいく決意を、余裕たっぷりに歌い上げるその姿勢にはこれまで彼らが築いてきた自信と誇りが漲っている。ワタリドリは必ず戻ってくる習性があるが、ターンポイントはまだずっと先。どこまでも遠くへ飛んでいく彼らの背中を追い続けたいと思える希望溢れる楽曲だ。

⑨NEW WALL
(6thアルバム『EXIST!』/2016年)
≪Hello/New Wall(やぁ/ようこそ/新たなる障壁よ)≫――初めてこのフレーズを聴いた時、感動で胸が震えたことを覚えている。目の前に障害が現れた時に「闘う」「逃げる」以外に「歓迎する」というコマンドがあるなんて、全く思いもしなかった。そもそも歓迎されないから〈障〉壁なのに、その概念をぶっ壊して≪それでもきっと/どうしようもないくらい/僕はそれを愛するだろう≫と歌うその精神。彼らは決して博愛主義な訳ではなく、立ち向かってくる物事には本音丸出しの尖ったスタンスで挑んでいる。そんな野心的な姿勢は変わっていないはずなのに、どうして彼らは障害を壊すことなく愛そうと思ったのか? それはきっと、その壁にも意味があること、そしてそれこそが自分たちを成長させるものだと知っているからだろう。それは口で言うほど簡単なことではないし、生半可な気持ちの前だとあっという間に壁に押し潰されてしまう。しかし彼らは潰されないだけの歴史と経験をきちんと携えてここまで生きてきたし、そんな姿にどうしようもなく憧れてしまうのだ。

⑩Kaiju
(6thアルバム『EXIST!』/2016年)
クラっとするほどとびきりクールなサウンドに乗る「これぞ!」とも言うべく流暢な英詞。しかも全編がラップ調という、彼らの楽曲では珍しいスタイルだ。しかもそんな惹きつけるサウンドに乗せたのは、「外に向けた攻撃」ではなく「内に向けた攻撃」なことにもまた驚いた。≪All these years I’ve been trying to become a big shot kaiju/So I’m gonna cut the crap and just growl(俺はここ何年もデカイ怪獣になろうと努力してきたのにこの有様だから/御託を並べないで吠えようと思う)――代々木公園での路上ライブからのし上がり、今や幕張メッセを埋めるような存在になってもまだ全く満たされない彼らの上昇志向には心底恐れ入る。そんな普通なら隠したがるような弱音や自戒をわざわざ歌にして世に放つスタイルもなかなかだが、そこにはネガティブな感情は一ミリも込められておらず、むしろ「俺たちはまだまだこんなもんじゃないんだから、覚悟しておけよお前ら」という宣戦布告にも聞こえるのだからすごい。[Alexandros]という日本を代表する怪獣が世界のド真ん中で高らかに叫ぶ姿――そんな未来に確信を抱きながら、これからもその日を待ち続けていようと思う。


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