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エディ・ヴェダー、故クリス・コーネルへの思いを語る。「兄貴みたいに尊敬してきた人」

6/9(金) 18:30配信

rockinon.com

現在ヨーロッパでソロ・ツアーを敢行しているエディ・ヴェダーが、故クリス・コーネルへの沈痛な思いを語った。

これまでもライブ・セットの内容でクリスを悼んできたエディ・ヴェダーだが、6月5日にロンドンで行われたライブでは開演前に、観客へ直接的に思いの丈を語る一幕があったという。

情報サイト「ステレオガム」によると、その内容は以下のようなものだという。

「最近、ちゃんと気持ちを集中できないことが時々あってね。今日の会場(ハマースミス・アポロ)とデヴィッド・ボウイの歴史とかについて延々と考えちゃったりしてね。そういうことについてちょっと考えてみると、それからいろいろ脱線し始めていって、これってあんまり良い傾向じゃないっていうか……

実はある種のことについてここのところ口には出さないようにしてて、なんていうか……それがかえって人の関心を集めるようなことにもなってて、というのも大事な親友を亡くしたからなんだよ。その人は……。

……その前にこれを説明しておきたいんだけど、俺は4人の男の兄弟の中で育ってて、1人を2年前に事故で、やっぱり今回みたいに急に亡くしたんだ。その後も、大切な人たちが何人か亡くなって、俺はなかなかこういう局面をうまく乗り越えられないっていうか、つまり……要するにそんな現実を受け入れる心の準備ができてないってことなんだけど、それが俺の対処の仕方なんだよ。

だから、亡くなった人の家族の傍にいてあげたいと思うし、その人のコミュニティにも居合わせたいと思うし、俺のバンドの兄弟のためにも一緒にいてあげたいし、それと特に彼のバンドのメンバーの傍にもいてあげたいんだ。こういうことはとにかく時間がかかるものなんだけど、俺の親友はもう戻って来ないわけだし、俺としてもそれに対して……。

とにかく、こうしたことは時間はかかるから、俺としては今度のことに心を痛めた人たちみんなにこの気持ちを伝えておきたかったんだよ。アメリカのみんなもここイギリスのみんなも、誰もが感謝の気持ちでいっぱいなんだよね、あの人物に力をもらったことや、彼とのいい思い出とかさ……彼はただの友達じゃなくて、兄貴みたいな存在として尊敬してきた人だったからね。


あの報せから2日くらいして、たぶん2日目の夜だったんだと思うけど、彼が好きそうな水辺の小屋に泊まっていたんだ。すると突然、いろんな思い出が蘇り始めて、夜中の1時半くらいからだったと思うんだけど、すっかり目が覚めちゃったんだ。それも本当に大事な思い出ばっかりで、ずっと考え続けてしまうような記憶ばっかりだった。筋肉でいうと本当に太くてでかい部分だよ。

とにかく、記憶が蘇ってくるのを止められなくなってた。寝ようとしてるんだけど、まるで近所の人たちが音楽をやたらとかけてて止めさせられない状態みたいに、思い出がどんどん蘇ってくるわけだよ。でも、そのうちマシになっていった。蘇ってくる思い出や記憶が、どんどん些細なものになっていったからなんだ。それが止まらずにどんどん、ひたすら続いたんだよ。

そのうち、そんなことを数時間もかけて思い出すっていうことが、本当にありがたいことなんだって分かってきた。っていうのも、普通はひとつの記憶を思い出すのなんて一瞬のことで、それを全部で何時間分も思い出してたわけだからね。なんて幸せなことなんだろうって思ったんだ。だから、悲しくなんかなりたくなかった。感謝したかったんだ、悲しみはいらない。今もあの数々の記憶を思い出してるし、心にはあの思い出を持ってこれから生きていく。そして、彼のことをいつまでも愛し続けるよ」

RO69(アールオーロック)

最終更新:6/9(金) 18:30
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