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広がる認知症カフェ 気軽に交流や相談

6/9(金) 17:00配信

紀伊民報

 認知症の人やその家族らが交流できる場「認知症カフェ」の取り組みが、和歌山県の田辺市やその周辺町で広がっている。参加者から「カフェなので参加しやすく、外出するきっかけや人と交流できる良い機会になる」と喜ばれている。

 認知症カフェは、2015年に政府が策定した「認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)」の一つ。認知症の人やその家族、認知症予防に関心のある人が、飲み物を楽しみながら気軽に相談したり、認知症予防のための催しを楽しんだりできる場となっている。

 田辺市では昨年10月から、市社会福祉協議会が市の委託を受け、認知症カフェ「まめひこカフェ」を実施。毎月第1水曜の午後、同市稲成町のオークワパビリオンシティ田辺店敷地内にある「よりみちサロンいおり」で開いている。飲食代は自己負担。

 会場内には市地域包括支援センターや市社福協の職員がいて、参加者はコーヒーや紅茶などを飲みながら会話を楽しめる。認知症予防の催しもあり、これまでコーヒーの入れ方やアニマルセラピーなどを企画してきた。参加者数は徐々に増えており、30人を超える回もある。

 みなべ町では5月から毎月10日を基本に「おれんじの日」とし、同町東本庄、保健福祉センター内にある高齢者の憩いの場「ふれ愛喫茶」で、喫茶をしながら気軽に認知症について相談できる場を設けている。参加は無料で、飲み物代は自己負担。

 印南町でも、同町山口の特別養護老人ホーム「カルフール・ド・ルポ印南」が町から委託を受け、昨年7月から毎月第2月曜に「いなみかえるカフェ」を開いている。認知症について専門家が気軽に相談に応じている。

最終更新:6/9(金) 17:00
紀伊民報