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日本株反発、ソフトバンク17年ぶり高値が押し上げ-欧米イベント通過も

6/9(金) 8:09配信

Bloomberg

9日の東京株式相場は反発。出資先企業の株価急騰などを材料にソフトバンクグループが17年ぶり高値を付け、主要株価指数を押し上げた。欧米のリスクイベント後の海外株式が落ち着いていたことも投資家心理にプラスに働き、業種別では情報・通信株のほか、銀行や不動産株が高い。

TOPIXの終値は前日比1.25ポイント(0.1%)高の1591.66、日経平均株価は104円円(0.5%)高の2万13円26銭。

三井住友アセットマネジメントの石山仁チーフストラテジストは、米国連邦捜査局(FBI)のコミー前長官の議会証言を受けても「金融市場のボラティリティは上がっていない。ドル・円相場が落ち着いている限り、懸念は小さい」と指摘。また、総選挙を受け英国の政治不透明感が増し、ポンドが下落しても「英経済にとってはむしろプラス、日本の投資家はリスクを冷静に見極めている」と言う。

この日の日本株は、8日投開票の英国総選挙の結果を見極めたいとの姿勢もあり、日経平均は上昇、TOPIXは小幅安とまちまちで開始。その後午前後半にかけ上昇基調を強めた。

安心材料の一つとなったのは、重要イベントが重なった前日の欧米株の落ち着きだ。欧州中央銀行(ECB)は政策委員会でユーロ圏の経済成長率の見通しを上方修正した一方、インフレ率予測を引き下げた。米国では、コミー前FBI長官が上院情報委員会での証言で、自身の解任を巡るトランプ大統領の説明について「全くのうそだ」と発言。8日の米S&P500種株価指数は0.03%高、ストックス欧州600指数は0.01%安とほぼ横ばいだった。投資家の恐怖心理を示すシカゴ・ボラティリティ指数(VIX)は10.16に低下した。

きょうのドル・円は、一時1ドル=110円30銭台と前日の日本株終了時109円44銭からドル高・円安で取引された。需給面では、先物・オプション6月限の特別清算値(SQ)算出を通過したことも買いが入りやすくなった一因。いちよし証券の大塚俊一投資情報部長は、「SQ絡みの売買が一巡し、需給面で軽くなった」と言う。ブルームバーグの試算で、日経平均型のSQは1万9997円63銭と8日終値を88円37銭上回った。

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最終更新:6/9(金) 15:44
Bloomberg

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