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【個別銘柄】ソフバンク急騰、富士フイルム急落、野村不HD下落

6/9(金) 11:44配信

Bloomberg

9日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は次の通り。

ソフトバンクグループ(9984):前日比7.4%高の9476円。一時9521円と2000年5月以来の高値を付けた。出資先の中国アリババ・グループ・ホールディングは8日、18年3月期の増収率を45-49%と予想した。市場予想35%増を上回ったことが好感され、米国株市場でアリババ株が急伸。ソフバンクの米国預託証券(ADR)は約6%高となった。また、みずほ証券が投資判断を「中立」から「買い」に引き上げる材料もあった。

富士フイルムホールディングス(4901):4%安の3964円。系列企業のニュージーランド子会社で発覚した会計問題を巡り、オーストラリアでも会計処理の不備が見つかったと9日付の日本経済新聞朝刊が報道。当初、約220億円(純利益段階)としていた損失額は300億-500億円規模に増える可能性があるという。富士フイルムは10日に会計問題に関する第三者委員会の調査結果を受領する予定で、12日には17年3月期決算を発表する。

野村不動産ホールディングス(3231):2.5%安の2326円。日本郵政(6178)の長門正貢社長がインタビューで国内外の企業の合併・買収(M&A)について「予断なく考えたいと言ってきたが、トーンダウンさせる」と語ったと日経電子版が報道。買収した豪子会社トールで4000億円の損失を出し、市場や政府から批判が高まっていることを踏まえて慎重姿勢に転じたと同紙。野村不HD株は日本郵政が株式公開買い付け(TOB)を検討しているとの報道で急騰した経緯がある。

東海カーボン(5301):8.5%高の650円。ジェフリーズ証券は8日付で、投資判断「買い」、目標株価800円で調査を開始した。業界再編や環境への配慮に対する要求などで黒鉛電極の供給はタイト化しており価格上昇の恩恵を受けると分析。17年秋の海外鉄鋼メーカーとの年次価格交渉はポジティブカタリストとなり得るとみる。

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最終更新:6/9(金) 15:27
Bloomberg