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ソフバンク株17年ぶり高値、海外収益ポテンシャルを評価-国内も

6/9(金) 12:33配信

Bloomberg

ソフトバンクグループの株価が9日、一時7.9%高の9521円と、2000年5月以来の日中高値を付けた。ITバブルで関連銘柄として期待が先行した17年前とは異なり、堅調な業績に加え、海外事業の収益ポテンシャルに評価が高まっている。

8日の米国株市場でソフバンクが出資する中国アリババ・グループ・ホールディングの株価が急伸、一時14%高と最高値を更新した。アリババの増収見通しがアナリスト予想を上回ったことが好感された。ソフバンクが大株主となっているエヌビディア株もシティグループ証券の目標株価引き上げをきっかけに大幅上昇となった。また、9日にはグーグル親会社のアルファベットから、ロボット開発を手掛けるボストン・ダイナミクスを買収することも発表した。

SBI証券の藤本誠之シニアマーケットアナリストは「ソフバンクが投資した銘柄の収益率は高い」と指摘。13年に子会社化した米スプリント業績が改善傾向にあることや5月に発足した最先端のテクノロジ-開発を担う世界の企業に投資する930億ドル超の「ビジョンファンド」にも期待が高まっているとの見方を示した。

ITバブル以降の17年で「会社の体質が大きく変わってきた」と藤本氏は言う。ITバブル時は、財務面で不安感がある中でインターネット銘柄として人気化したが、今回は国内通信事業の安定と海外事業の貢献で「収益の増加がしっかりと評価されている」とみる。みずほ証券は8日、国内事業の回復とアリババの株価上昇を背景として投資判断を「中立」から「買い」に上げ、9250円としていた目標株価を1万1000円に引き上げた。

ソフバンクの9日終値は7.4%高の9476円。同社の上げはきょうの東京株市場の指数全体も押し上げ、終値ではTOPIXと日経平均株価の上昇寄与度首位。日経平均では104円高のうち74.7円(72%)分だった。

最終段落の市況を更新します.

Nao Sano

最終更新:6/9(金) 15:38
Bloomberg