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【日本株週間展望】堅調、米FOMC後に高値更新も-底流に割安感

6/9(金) 15:42配信

Bloomberg

6月2週(12ー16日)の日本株は、週後半にかけ堅調な展開が予想される。米国の金融政策判断を見極めようと、週前半はこう着ムードが強まる見通し。重要イベントを通過すれば、日本株の割安さや良好な企業業績を再評価する買いが入りそうだ。

米国では13ー14日に連邦公開市場委員会(FOMC)が開かれる。金利先物が示す6月の利上げ確率は93%、市場は今回の利上げ実施を織り込んでいるため、バランスシートの縮小や年内の利上げペースに関する当局の見解が焦点になる。米経済統計が力強さを欠く中、株式市場はバランスシートの縮小と利上げペースについて、米長期金利の上昇や為替のドル高・円安につながるタカ派的なメッセージは出にくいとみている。半面、政策変更を前に米金利は先行して低下傾向となっており、一段の金利低下・円高も想定しづらい。無難に消化すれば、材料出尽くしから為替が円安方向に戻し、日本株にプラスに働く可能性がある。

米国では14日に5月の小売売上高と消費者物価、15日は6月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、16日には5月の住宅着工件数も発表される。市場予想は、小売売上高が前月比0.1%増(前回0.4%増)、消費者物価が0%(同0.2%増)、フィラデルフィア景況指数は25(同38.8)。いずれも低下する見込みだが、米統計の最近の低調は相場に反映済みの面があり、悪影響は限定的となりそうだ。中国では、14日に5月の小売売上高と鉱工業生産が明らかになる。

国内では、12日に発表される4月の機械受注は0.5%増と前回(1.4%増)から伸びが鈍化する見通し。15ー16日は日本銀行が金融政策決定会合を開き、金融政策の現状維持が濃厚だ。市場では、日本の金融政策についても正常化への道筋に関心が集まりつつあるが、黒田東彦総裁は英国での講演で、「物価安定の目標である2%の達成にはなお距離がある」と話している。第1週の日経平均株価は週間で0.8%安の2万13円26銭と3週ぶりに反落した。

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最終更新:6/9(金) 15:42
Bloomberg

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